【ブックレビュー】神々と出会い日本文化の素晴らしさを知る。2019年7月頃読んだ本のまとめ

読書

はじめに

当方アラフォーのおっさんなのですが、このたび神童になりました。

間違えた。神童(しんどう)ではなく神道(しんとう)でした。

皆さんは、日本の神社や神道、古代神話の神々についてどれだけ知っているだろうか?

恥ずかしながら僕は断片的な知識しかなかったものの、最近興味を持って学び始めたところだ。

興味を持ったきっかけだが、沖縄の島々を旅していたときに御嶽(うたき)や自然信仰の素晴らしさに触れ、海外を旅すればするほど日本の文化が知りたくなり、そして潜在意識や宇宙について学んでいたときに神社に参拝したくなった・・・と、身近にあるにもかかわらず随分と紆余曲折を経ている。

僕は自他共に認めるブッダファン(誰も認めていない)なのだが、ブッダの言葉やお寺を訪れるのは好きなものの、どうも葬式など仏教の儀式には違和感を覚えずにはいられなかった。

しかし、日本固有の民族宗教である神道はなぜだかシックリとくる。

神社の鳥居をくぐったときの言葉では言い表せないあの感覚。

神話の神々の存在を信じるか否かはひとまず置いておいて、僕は神社とは自分の中の潜在意識(宇宙)、言い換えれば自分の中の神様とつながる場所だと思っている。

そんなわけで、最近では定期的な神社への参拝は欠かせない習慣となっている。

まだまだ若くて体力のあるうちにできるだけ海外を巡りたいと思っているのだが、おじいちゃんになったら、杖をつきながらでも日本全国を周遊し、神社巡りの旅に出たいと思っているところだ。

神社や神道関連の書籍に触れるにつれて日本の神々のファンになっていくのだが、寛容さを持って、日本の八百万(やおよろず)の神々だけでなくブッダやガネーシャも受け入れていこう。

前置きが長くなってしまったが、最近読んだ本で印象に残ったものを以下にまとめてご紹介したい。

リンクはAmazonのものを貼っている(Kindle版があるものはKindle版に統一している)ので、興味を持ったら今すぐAmazonでお買い物だ!

『祈り方が9割 願いが叶う神社参り入門』北川達也

神社の参拝方法が分かりますか?

神社と寺の違いが説明できますか?

日本の神話に登場する神様を一柱でも知っていますか?

願いが叶う祈り方を知っていますか?

そもそも、神道とは何でしょうか?

これらの質問に答えられない方は、まずは入門書として本書を読むことをおすすめする。

著者が神道とは一見関係ないソフトウェア開発の会社経営者というのも興味深いが、そのことも手伝ってか初心者にもとても読みやすくて分かりやすい内容で書かれていて、サラッと読むことができた。

これからは、感謝と愛情を持って毎月神社に参拝することにしよう。

『愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記』ふわこういちろう

上記の『祈り方が9割 願いが叶う神社参り入門』を読んで古事記(こじき)に興味を持ったので購入した本。

古事記とは、日本の神話と天皇の歴史について書かれた日本最古の歴史書だ。

日本には八百万の神がいると言われており、日本神話に登場する神々は全国の神社に祀られているので、これらの神々を知ることによって神社巡りが楽しくなること間違いなしである。

登場する神様の数が多すぎて名前ばかりで読みづらい箇所もあるものの、可愛らしい絵で分かりやすく楽しく古事記を学ぶことができた。

ところで、日本が世界最古の国って知ってた?

『古事記で謎解き ほんとにスゴイ! 日本』ふわこういちろう

上記の『愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記』が気に入ったので、同じ著者の新作を購入。

本書ではまんがは少なく文章中心の構成となっている。

日本大好きな著者の主張がやや強い感はあるのだが、天皇や神道に関して知識を深めたい方におすすめだ。

著者の本を読んだことがない方は、まずは『愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記』を読み、気に入ったら本書も読むという順番が良いだろう。

あぁ、伊勢神宮に参拝してアマテラスさんに会いたいなぁ。

『超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由』Testosterone他

皆さんは筋トレや運動をしていますか?

僕は人生に絶望していた時期にランニングに目覚め、今では週2~3回の10kmランニング、それに加えて200回の腕立て伏せと50回のスクワット(+眼輪筋トレーニング)を習慣にしていて、健康的に暮らしていることは言うまでもない。

本書では科学的エビデンスに基づき筋トレの効果を面白おかしく紹介しており、また筋トレによって人生を救われた人たちの実録まんがも載っている。

本書にも書かれている通り筋トレ+有酸素運動の効果は抜群で、読み終えたら運動したくなること間違いなしである。

よし、僕も明日からランニング20km、腕立て伏せ400回、スクワット100回に倍増だ!(追記:すみません、やっぱり無理でした)

『読みたいことを、書けばいい。』田中泰延

文章(ブログ記事)の書き方に日々悩んでいたところ、キャッチーなタイトルに惹き付けられて購入。

さすがに著者は電通で24年間コピーライターをやっていただけあって、久々にタイトル買いをしてしまった。

本書は文章術について書かれているわけではない。

タイトル通り「自分が面白いと思うものを書く」ことさえ分かれば十分なのだが、ただ単に読み物として面白く、時折プッと吹き出しながらも一気に読み終えてしまった。

とにかく、他の本とは異なる著者の強烈で独特な文章が印象に残っている。

僕の場合、ブログ記事というのはアクセスがないと始まらないのでついついグーグルさん(検索エンジン)の評価が気になってしまうのだが、グーグルさんの機嫌を伺うのではなく、また自分には考えても分からない他人の評価を気にするのでもなく、しっかりとした情報(事実)を伝えると共に自分が読んで面白く納得する文章を書けば良いのだと思った。

それにしても、やっぱり面白い文章には笑い(親父ギャグ)の要素も必要だよなぁ。

今月の一冊

今月は海外ドラマの『ブレイキング・バッド』をまとめて見てしまったせいか、本を読むスピードが遅くなってしまった。

それはともかく、上記にご紹介した本の中で特におすすめの一冊を挙げるとすれば、『愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記』になるだろう。

最初は日本の神々の可愛らしい姿に多少の違和感を覚えるかも知れないが、古事記自体の面白さと著者の見事なイラストが相まってずっと手元に置いておきたい一冊となっている。

古事記を読んだことがない人は、最初に読んで欲しい一冊である。と言うか、日本人なら読みなさい。

以前の僕を含め、日本人のほとんどは神社や神道に関して大した知識を持っていないのだから、上記にご紹介した『愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記』と『祈り方が9割 願いが叶う神社参り入門』を読むだけでもそれなりにドヤ顔できることは間違いなしだ。

きっと、異性にもモテることだろう。きっと。(不浄な願いの一例)