【ブックレビュー】AmazonのPrime Readingが意外と使える。2019年6月頃読んだ本のまとめ

読書

はじめに

皆さんはAmazonプライムを利用していますか?

僕はほとんど映画や海外ドラマを観るためにAmazonプライム会員になっているようなものだが、最近ではPrime Readingもよく利用する。

Prime Readingとは、プライム会員だと一定のKindle本(Kindle Unlimitedの一部)を無料で読むことができるサービスだ。

概して「あまり読みたい本がないなぁ」という印象なのだが、たまに過去に話題になった本があったり、僕が興味を持って発売直後に購入した本があったりと、悲しくも嬉しかったりする。

そんなわけで、最近は本を読みたくなったときはまずPrime Readingを確認し、読みたい本がなければ検索してKindle本や紙の本を購入している。

元々は紙の本が好きだったのだが、だんだん部屋には本の置き場がなくなってくるし、思い立ったらすぐに読みたいので最近ではKindle本を購入する機会も増えてきた。

前置きはこのくらいにして、ここ最近読んだ本を全く役に立たなかった本を除いて、自分の備忘録も兼ねて以下にまとめてご紹介したい。

なお、紙の本で読んだものもあるが、本のリンクに関してはKindle版で統一している。

『マンガでわかる! 人工知能 AIは人間に何をもたらすのか』松尾豊(監修)

AI(人工知能)の基本や歴史をマンガを交えて初心者向けに分かりやすく解説した本。

最近では「AIがぁ」なんて不安を煽ってくる人が多いが、正しい知識を身に付けてAIと共に歩いて行く未来を目指す生産的なあなたに最初に呼んでもらいたい一冊だ。

それにしても、マンガに出てくる藍さん可愛いなぁ。

『「量子論」を楽しむ本 ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!』佐藤勝彦

序章のシュレーディンガーの猫、ボーアとアインシュタインの量子論に関する対話がツボだった。

量子論の説明には必須の物理学の難しい話もあるが、図を交えて分かりやすく書かれているので、量子論の概要を把握したい初心者の方におすすめの本だ。

ところで、人生の選択を誤らなかったパラレルワールドの僕、幸せに暮らしていますか?

『仕事は楽しいかね?』デイル・ドーテン

本屋でもよく見かけるので昔から読もうと思っていたもののなかなか気が進まなくて手に取ることがなかったベストセラー。

大雪で閉鎖された空港を舞台に、老人が主人公に試すことと日々の変化の重要性を説いている。

おじいちゃん、言いたいことは分かるけどそんなに簡単じゃないんだよ。

ちなみにカフェで働く女性を主人公にしたマンガ版『まんがで変わる! 仕事は楽しいかね?』もあるのだが、この本に関してはマンガ版の方が断然面白かった。

『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』汐街コナ

Twitterで話題になった過労死マンガ。

本を開いて「どこかで見たことあるなぁ」と思ったら、ネットで紹介されていたのを読んだのでした。

仕事に悩んでいるブラックな職場で働く全ての人たちは、まだ正常な判断ができるうちにこの本を読んで欲しい。

しかし、どことなく人気ブロガーのハルオサンを連想させるなぁ。

『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』グレッグ・マキューン

帯に書かれているとおり、99%の無駄を捨てて1%の重要なことに集中しようという本で、それさえ理解できれば十分である。

僕も最近は仕事でもプライベートでも「No」という機会が圧倒的に増えてきたのだが、「No」と言えずに色々と用事を抱えてしまい、時間がなくなって本当に重要なことに集中できないそんなあなたに是非読んで欲しい本だ。

時間は有限であり、命そのものであることを心に留めて置いて欲しい。

なお、若い女性教師を主人公にした『マンガでよくわかるエッセンシャル思考』もあるのだが、こちらも読みやすいにもかかわらず『エッセンシャル思考』のエッセンス(シャレではない)が十分に詰まっているのでおすすめだ。

『どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ”これから”の仕事と転職のルール』尾原和啓

最近たまに見かけるIT系の頭が切れる人が書いた本。

本を開くと「凄ぇ。この人頭良いなぁ」と感心しながら驚くほどスラスラと読めるのだが、著者が別の世界の人間のように感じるためか、どうも内容が頭に残らないんだよなぁ。

一流企業ばっかり次々に転職しているこの著者のような生き方ができる人ってそう多くないんじゃない?

『科学的 潜在意識の書きかえ方』小森圭太

量子論を用いて潜在意識や引き寄せの法則について解説した本。

言うほどそこまで科学的ではないと思うのだが、O-リングテストの記述が印象に残っている。

著者の本を読んだことがない人は、2作目(次作)の『科学的「お金」と「幸運」の引き寄せ方』の方が個人的にはかなり優れていると思うのでこちらから読むことをおすすめする。

『マンガでわかる! 心理学超入門』ゆうきゆう(監修)

仕事や恋愛に役立つ心理学の基礎を学びたい方におすすめの一冊。

心理学は以前から興味があってまずは手始めに読み始めた本なのだが、分かりやすくてなかなか深い内容で、心理学をもっと学びたいという興味をかき立ててくれた。

それにしても、最近は「マンガでわかる」と冠した本が多いけど、なんでいつも若くて可愛い女性が主人公なんだよ。

アラフォーのさえない独身男性が心理学を利用してモテまくる話とか書いて欲しいなぁ。

おわりに

以上、最近読んだ本をまとめて簡単にご紹介した。

量子論も心理学もAIも面白いけど、エッセンシャル思考に従ってこの中で一番おすすめの本を1つ選べと言われたら『エッセンシャル思考』だなぁ。

マンガ版でもどちらでも良いけど、ついつい色々なことに手を出してしまって人生の方向性が定まらない方には是非読んで欲しい本だ。

え?マンガが多いって?

老眼が始まったんだよ。