台湾での3週間弱の滞在を終えた後、タイガーエア台湾を利用して台北(桃園国際空港)から東京(成田国際空港)に帰国した。
タイガーエア台湾は台湾初のLCC(格安航空会社)で、チャイナエアラインの子会社だ。
大阪在住の僕は台湾に行き来する際はピーチを利用することが多いのだが、今回は東京ということで、スカイスキャナーで検索した結果、時間・料金共に最適だったタイガーエア台湾を利用することになった。
タイガーエア台湾を利用するのは今回が初めてだったので、以下にレビューしたい。
今回の飛行機の運賃は3,399元、20kgの受託手荷物と一定の座席指定ができるtigersmartを選び、その他の諸費用を含めて合計金額は4,969元(18,000円弱)だった。
僕は3週間~1ヶ月程度の長旅が多いこともあって、海外旅行ではスーツケースは必ず受託手荷物として預けている。ちなみに、現在愛用しているのはサムソナイトのソフトスーツケースだ。
フライトスケジュールは14:25(桃園発)~18:50(成田着)だが、台湾は時差が1時間あるのでフライト時間は3時間25分となる。
台北市街地から桃園国際空港へのアクセスは、2017年に台北駅と桃園国際空港を結ぶMRT(地下鉄)が開通したのでかなり便利になった(快速で40分もかからない)。
桃園国際空港に到着後、タイガーエアという名前にも関わらず黒猫のクロロがアピールするカウンターでチェックイン。英語対応でチェックインはスムーズに終わった。
出発まで時間があったので、桃園国際空港で台湾最後の食事をいただく。
台北では日本食が豊富で日本とそれほど変わらないクオリティで味わうことができるので、台湾料理に飽きてきたこともあって台北ではついつい日本料理を食べてしまう。
桃園国際空港は小綺麗な空港で、出発ゲート付近にはリクライニングチェアもあって待ち時間を快適に過ごすことができた。
飛行機は沖止めで、満員電車などが大嫌いな僕にとってはバスが混雑する沖止めはなかなか辛い。
相変わらず雨の多い台北近郊、やや雨に濡れながらも無事に飛行機に搭乗。
右側の窓際の座席だったのだが、第一印象は「とにかく狭い」だった。
機内に日本人スタッフは搭乗していなかったようで、中国語に加えて英語、そしてやや微妙な日本語でのアナウンスが流れる。
狭い機内で食べる食事はあまり好きではないし、3時間25分と短いフライトなので機内食は頼まなかった。
タイガーエア台湾の機内食には鶏肉飯や排骨飯など台湾料理があるようだ。機内で食べる排骨飯、なんとも臭そうである。
台北から東京に向かう飛行機だけあって、隣の席に座っていた人は日本人で、静かで行儀が良かった。
狭い機内ながらも快適な環境の中、Kindle(電子書籍リーダー)で読書をしていると飛行機はあっという間に着陸態勢に入った。
成田国際空港へは予定時刻の18:50より若干早い到着だったが、着陸時には夕暮れが綺麗だった。
しかし、成田国際空港から日本に入る外国人は、上空からの景色を見て「東京ってこんなクソ田舎なの?」と思うに違いない。
タイガーエア台湾、乗務員とのやり取りがなかったのもあるのだが、座席が狭かったのを除いて良くも悪くも印象に残っていない航空会社である。
しかし、スムーズに搭乗することができたし、LCCであることを考えると必要十分に感じる。
今後も台湾と日本を行き来する際には、ピーチやバニラなどと料金や時間を比較検討した上で利用したい。