【書籍レビュー】一人旅には本が欠かせない!台湾旅行中に読んだ本のまとめ

飛行機の中と言えば読書である

はじめに

移動中の待ち時間や飛行機の中、夜のホテルのベッドの上など、ついつい手持ち無沙汰になりがちな一人旅には本が欠かせない。

特にバーなどもほとんどない台湾の田舎では必然的に夜に飲み歩く機会も少なくなり、今回の台湾旅行中、夜はホテルで一人静かに本を読んで過ごすということも多かった。

僕は旅行中は紙の本だとかさばるので、『地球の歩き方』などのガイドブックを除いては基本的にAmazonのKindleで電子書籍を読むようにしている。

旅行中に読む本のジャンルはその時々で様々だが、移動中に読むことも多いので比較的読みやすそうな本を選びがちだ。

今回はブラックホールの撮影成功に触発されたためか、宇宙、そしてそれから派生して潜在意識というキーワードで本を検索することが多かったように思う。

旅行中の読書は普段とは異なり、新しい環境に囲まれ、新しい気分で仕入れる新しい知識は、自分の新たな可能性を開いてくれるように感じる。

以下に自分の備忘録(びぼうろく)も兼ねて、今回の3週間弱の台湾旅行の間に読んだ本を簡単なコメントと共に順不同でご紹介したい。

『科学的「お金」と「幸運」の引き寄せ方』小森圭太

潜在意識を量子力学を用いて科学的に解説した本。

潜在意識やスピリチュアルの本と言うとどうしても説明が曖昧になりがちなのだが、この本はとても分かりやすく、納得しながらサクサクと読み進めることができた。

量子力学にも興味を持つきっかけを与えてくれた本だ。

『スペイン語のしくみ《新版》』岡本信照

タイトル通り、スペイン語の文の仕組みを初心者向けに分かりやすく解説してくれている。

英語とも日本語とも違うスペイン語の文の並びには当初戸惑うことも多いのだが、この本を読んで整理することができた。

『文法から学べるスペイン語』などで一通り基礎を勉強した方にもおすすめだ。

『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』小池浩

実体験に基づくストーリー仕立てで、人生大逆転の話を楽しく読みながら宇宙と潜在意識について知ることができる。

主人公が30代後半と、今の僕の年齢にも近いことから親近感を覚えて読み進めることができた。

『マンガでわかる! 借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』小池浩

上記の続編で、マンガ付きでより読みやすく分かりやすい内容になっている。

38歳の独身・無職・借金ありの女性が宇宙の力で夢を叶えていく物語。

マンガなのでイメージしやすいし、不幸な女性が好きな僕にとってはこちらの方が面白かったな。

『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんがあえて教えなかったトンデモナイこの世のカラクリ』小池浩

上記の続編で3作目となる。

前2作に比べると本作は個人的にはイマイチだったので、前2作がよほど好きな方以外は読まなくても良いんじゃないかな。

しかし、ここまで読めば「ありがとう」「愛してる」が口癖になることは間違いなしである。そうやって習慣が変わるだけでも、本シリーズは読む価値があるだろう。

『「相対性理論」を楽しむ本 よくわかるアインシュタインの不思議な世界』佐藤勝彦

最近ブラックホールの撮影成功といったニュースがあり、相対性理論と宇宙について興味が湧いてきたので読み始めた本。

文系の僕には所々に難解な記述はあったものの、「天才」アインシュタインの偉業をざっくりと学びたい方は読んでみると良いだろう。

『チーズはどこへ消えた?』スペンサー・ジョンソン

十数年前からいつか読もうと思い続けていたものの、その薄っぺらさから手に取ることがなかったベストセラー。

2匹のネズミと2人の小人を登場人物に、居心地の良い現状に甘んじずに変化を恐れず行動するという不変の真理が分かりやすく描かれている。

行動することの重要性を再認識することはできたのだが、今の僕にはあまり響かなかったなぁ。

『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた』山崎圭一

色々な国を訪れるたびにその国の歴史を知らずに、なんだか気恥ずかしい思いをするので世界史を学ぼうとしていたときに出会った本。

年号が使われておらずストーリー仕立てで、世界史の初心者にも読みやすくとてもおすすめの本だ。

「チンギス・ハン、凄ぇ」となること間違いなしである。

『世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史』茂木誠

タイトルの通り、世界史と絡めて日本史を学ぶことができる本なのだが、大学受験(もう20年ほど前になる)で日本史を勉強したきりの僕にとっては、教科書のようで少々難易度の高い本であった。

しかし、「え?昔の日本てこんなにグローバルで凄かったの?」と思わせてくれたし、世界史と日本史にある程度詳しくなってからまた読み返したい本である。

『苦しかったときの話をしようか』森岡毅

USJを経営再建したエリートビジネスマンの著者が大学生の娘のためにキャリア形成について書いた本。

マーケターらしい分析で本の前半はやや小難しかった(果たして一般の大学生はこれを読んでスラスラと理解できるのだろうか)のだが、最後の娘に宛てたメッセージには心動かされる。

正直、キャリアにはそれほど悩んでいないし、就活について考えただけでじんましんが出る僕にはそれほどシックリとこない本ではあったのだが、この本でも『チーズはどこへ消えた?』と同じく、変化を恐れず行動していく重要性が書かれていたのが印象に残っている。

おわりに

以上、ごくごく簡単ではあるのだが、台湾旅行中に読んだ本をまとめてご紹介した。

え?この中でどれが一番おすすめかって?

人やタイミングによってもおすすめの本は当然変わってくるのだが、僕がこの中で特に印象に残っているのは『科学的「お金」と「幸運」の引き寄せ方』、『マンガでわかる! 借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』、そして『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた』かなぁ。

僕は基本的にネガティブ思考なので、潜在意識を書き換えたいのですよ。って、こんなことを書いていたらますますネガティブ思考になりそうだから止めておこう。

それはさておき、ビーチリゾートで時間を気にせず終日読書、なんていう贅沢な旅もいつかはやってみたいものである。