はじめに
台東の市街地から台東の東に位置する離島である緑島へのフェリーを使った行き方をご紹介したい。
まずは富岡漁港まで行き、富岡漁港から緑島までフェリーで約1時間という流れになる。
緑島へのフェリーはかなり揺れるので、酔い止め薬を持参することをおすすめする。街中の英語が通じる薬局で「Motion sickness」とでも言えばくれるだろう。
なお、台東から緑島へは飛行機でもアクセスできるが、一般的ではないと思うのでここでは割愛する。
まずは台東の市街地から富岡漁港へ
台東市街地の北東に位置する富岡漁港へはタクシーかバスでアクセス可能だ。
僕は緑島に宿泊予定で荷物が多かったし、台東のバスは基本的に本数が少ないのでタクシーを利用した。
台東市街地(旧台東駅近く)から富岡漁港までのタクシー料金は約250元(約900円)だった。
バスであれば、台東バスターミナルから三仙台へと向かう台湾好行バスの東部海岸線(8101A)が富岡漁港に停車する。所要時間は約40分だ。
バスの本数は少ないので気を付けよう。時刻表、詳細や最新情報は台湾好行バスのウェブサイトで確認して欲しい。
なお、鼎東客運のバス(海線)も富岡漁港ではないが富岡行きのバスがあるようだ。
少し調べてみたのだが、中国語が読めない僕にはハードルが高かったので鼎東客運のウェブサイト(中国語)などを各自参照して欲しい。
富岡漁港からフェリーで緑島へ
台東から緑島へは複数の船会社がフェリーを運航している。
僕は当日にフェリーターミナルに行ったところ、次に出発する便(13:30発)のチケットを購入することができた。
フェリー料金は片道460元で、パスポートを提示する必要がある。台湾の電話番号があるかとも聞かれたが、なくても問題はないようだった。
なお、フェリーの時刻表はこちらのサイト(中国語)から調べることができる。
行きは予約なしでもスムーズに乗ることができたが、緑島からの帰りのフェリーは予約で満席となっていて、フェリーターミナルでキャンセル待ちをする羽目になってしまった。
結構満席になるようなので、可能であれば事前予約をすることをおすすめする。
予約方法は中国語が分からない外国人にはなかなかハードルが高そうだ(お役に立てなくてスマン)が、予約したい方はツーリストセンターや旅行会社、ホテルなどで聞いてみると良いだろう。
チケット売り場がある建物から少し離れた乗り場でフェリーに乗り込み、富岡漁港を出発。富岡漁港から緑島までは約1時間の船旅だ。
船内にはご丁寧に袋やバケツが用意されている。
揺れるとは聞いていたものの、天候が悪かったこともあってか上下に凄まじい揺れを感じた。
大きな船にもかかわらず、沖縄の波照間島やタイのリペ島に向かった時以上の衝撃だった。
船内には台湾人の豪快に吐く音がこだまし、胃酸の分泌を刺激する。
元々は船酔いする性質の僕も、旅慣れたせいか最近では船酔いすることも少なくなったのだが、酔い止め薬を飲んでいるにもかかわらず気持ちが悪くなるくらいだから相当である(ちなみに帰りはほとんど揺れなかった)。
永遠とも思える1時間が経過して、フェリーはようやく緑島へと到着した。
疲れた身体を引きずって、港に迎えに来てくれていたホテルの送迎車に乗って滞在ホテルへと向かった。