はじめに
台東の東に位置する離島である緑島は一周約20km、人口約3,000人の小さな島だ。
台湾で訪れた離島は高雄の近郊にある小琉球に続いてこの緑島で2島目だが、どちらも台湾本島から近いこともあってか、小さな離島にもかかわらず思ったよりも発展している。
緑島も島を一周していると自然豊かなのどかな風景を味わうことができるが、島の北西部にある空港からフェリー乗り場までは繁華街となっており、ホテル、レストラン(食堂)やバーが立ち並ぶ。
繁華街にはコンビニもあるので、緑島滞在中に食事に困ることはなさそうだ。
緑島での2泊3日の滞在中、ランチやディナーで訪れたレストランとバーを以下にご紹介したい。
羅師傅海産
緑島の海鮮料理を食べようとランチで訪れたのが「羅師傅海産」。
滞在しているホテルの女性スタッフに、おすすめのシーフードレストランを聞いたところ教えてもらったのがこのお店だ。
店内は地元の食堂と言った雰囲気で、人気店らしく食事時は常に混雑しているようである。
このお店でいただいたのは刺身、白いご飯、そして台湾での食事に欠かせないスープという鉄板メニュー。
刺身は何種類か盛り合わせになっているものと思って大サイズをオーダーしたところ、マグロのみという豪快さだったが、マグロもわさび醤油も日本で食べるものと遜色ない美味しさだった。
スープは海藻にかまぼこ、小魚(多分シラス)が入ったもので、刺身に白いご飯といい、なんだか沖縄の離島ででも食事をしているような気分になった。
緑島のシーフードを堪能したい方にはおすすめのお店だ。
「羅師傅海産」の地図
18海浬
緑島滞在の初日に夕食を食べようと訪れたのがセブンイレブンのすぐ近くにある「18海浬」。
店内はゆったりとした造りで、窓からは緑島の海を望むことができる。
このお店では肉料理、ご飯、スープとキャベツの1人用セット料理をいただいた。
緑島名物の鹿肉料理は臭みもなくて食べやすい。
スープは豆腐とワカメが入った味噌汁で、台湾のスープらしく日本の味噌汁に比べるとやや薄味なものの美味しかった。
「18海浬」は一品メニューも豊富なので、ゆったりとした雰囲気の中、緑島名物の鹿肉料理や海鮮料理を味わいたい方にはおすすめのお店だ。
「18海浬」の地図
Mr. Hot Dog
外国人観光客も多いためか、緑島にはバーも点在している。
台湾に来てから1週間以上経過して、台湾料理にもそろそろ飽きてきたので2日目の夜はダイニングバー「Mr. Hot Dog」でパスタをいただくことにした。
このお店ではトビウオの卵のクリームパスタをいただいた。
さすがに海鮮料理の美味しい緑島だけあって、トビウオの卵のプチプチとした食感がパスタに絡み合ってたまらないハーモニーを生み出している。
このバーでは台湾のクラフトビールも味わえるので、やることがない離島の夜にのんびりと台湾ビールを味わいたい方にもおすすめだ。
「Mr. Hot Dog」の地図
おわりに
以上、緑島滞在中に食事で訪れたお店を簡単にご紹介した。
同程度の規模の沖縄の離島に比べると、絶え間なくバイクが行き交ってお店も多い緑島の繁華街は随分と都会に感じるが、小さな離島の風情がなくて残念と思うと同時に、滞在するには非常に便利でもある。
緑島に来たら、是非繁華街を散策して名物の鹿肉料理と新鮮な海鮮料理を味わって欲しい。