はじめに
台湾と言えば夜市である。台湾でもタイでも、サクッと現地グルメを堪能したいときには夜市(またはナイトマーケット)が役に立つ。
台湾南東部の都市・台東に滞在中、夜市で晩ご飯を食べようと台東観光夜市を2度訪れた。
台東観光夜市は市内中心部にあって便利な立地だ。夜市のど真ん中にシェラトンホテルがあるので、セレブな気分で夜市を味わいたい方はここに宿泊するのも良いだろう。
台東観光夜市は木曜日~土曜日の週3日しか営業していないので、台東で夜市に訪れたいと思っている方は注意が必要だ。
さすがに大都市である台北や高雄の夜市に比べると人通りも少なくて子規模に感じるが、数多くのB級グルメ屋台とフルーツの販売店が通りを埋め尽くしている。
台東観光夜市で台湾B級グルメを食す
夜市を一通り歩いて見て回った後、まずは前菜代わりの餃子をいただくことにした。
ちなみに、夜市で食べ歩きをしていると手が汚れやすいのでウェットティッシュがあると便利だ。僕は海外旅行中はいつもウェットティッシュをカバンの中に忍び込ませている。
メインディッシュには、以前から台湾の夜市で食べたいと思っていたビーフステーキをいただくことにした。
ちなみにビーフステーキは中国語では牛排と書く。
日本語だと海外から入ってきた言葉はカタカナにすれば良いけど、中国語だといちいち漢字を割り当てないと行けないから大変だ。
屋台の前に設けられたテーブルに座ってしばらく待っていると、ステーキが凄まじく熱された鉄板に乗ってやって来た。宮古島の老舗喫茶店・レオンで食べたステーキを思い出す。
150台湾ドル(約540円)とステーキにしては安い値段だけあって、肉の筋はなかなか切れず、そもそも牛肉なのかどうかも疑わしい。まぁ、ソースは美味しかったし、肉の味もそこまで悪くはなかったけれど。
2日目に夜市に訪れた際、台湾グルメを代表する臭豆腐、そして蚵仔煎(牡蠣オムレツ)をいただいた。
臭豆腐とは豆腐を発酵させたもので、その名の通り臭い匂いで有名だが、納豆好きの僕にとっては揚げた臭豆腐の匂いはそれほど気にならない。
蚵仔煎(牡蠣オムレツ)には牡蠣と卵、そしてたっぷりの野菜が入っている。ここでいただいたのはオムレツというよりもお好み焼きのような感じだったが、さすがに海の近くだけあって牡蠣はプリプリで美味しかった。
屋台の料理は思ったよりも一品一品の量が多く、すぐにお腹が一杯になってしまうのが悩みどころでもある。
二品でお腹が一杯になったので、夜市を散策がてらデザートをいただくことにした。
南国のフルーツが並ぶ台東観光夜市
さすがに南国だけあって、台東の夜市では沖縄で目にするような南国のフルーツをよく見かける。
台東は釈迦頭(しゃかとう)と呼ばれるフルーツが名物らしい。バンレイシとしても知られるが、その名の通り釈迦の頭に似ていることからこう呼ばれるそうだ。
おわりに
台東観光夜市は都会の夜市に比べるとどこかのんびりとしているが、グルメ屋台の種類は多く、食事で訪れるには楽しめるだろう。
週3日しか営業していないのが残念だが、せっかくなので夜市が開催される木曜日~土曜日に合わせて台東を訪れるのがおすすめだ。
余談であるが、台東観光夜市では日本の歌を歌っている日本人の旅人パフォーマーも見かけた。まだ25歳と若く、台湾女子からの注目度も抜群だ。
「若いっていいなぁ」
そう呟きながら、おっさんはタピオカミルクティーを飲み干して帰路につくのであった。
観光情報
営業時間:17:00~23:00(木・金・土のみ)
住所と地図:台東市正氣路
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。