今回バンコクで滞在したのは「シトラス スクンビット 13 ナナ バンコク バイ コンパス ホスピタリティ (Citrus Sukhumvit 13 Nana Bangkok by Compass Hospitality)」。このホテルにした理由はスクンビットの中心にあるから便利なのもあるが何より安かったからだ。バンコクには休憩のために立ち寄っただけなので、ホテル代は出来るだけ安く済ませたかった。
しかし、僕は翻訳家でもあり旅をしている間も仕事をしているので、仕事をするための最低限の設備とセキュリティが必要になる。さすがに5つ星ホテルに長く滞在するほどの余裕はないので、タイのような物価が安い国だと4つ星ホテルに泊まることが多い。最低でも3つ星は欲しいところだ。時期によっても異なるだろうがバンコクの4つ星ホテルだと5,000~6,000円くらいの値段が一番多いように思う。今回泊まったシトラスホテルはバンコクに数ある4つ星ホテルの中でもかなり安く、ホテル予約サイト「Agoda(アゴダ)」で予約して、宿泊料金は1泊あたり朝食付きで約4,600円だった。
今まで泊まったバンコクのホテルよりも値段が安く、また評価も値段の割には高いと思うがそれほどの評価でもなかったので、正直全く期待はしていなかった。確かにネット上の写真では綺麗に見えるが、日本の狭くて小汚いビジネスホテルのようなものを想像していた。
しかし、確かにサービスはそれほどでもなく部屋も広くはない(といっても一人で泊まるには十分)が、思っていたよりもはるかに設備が新しく清潔なホテルだった。ネットで仕事をしている人間にとっては、有線LANまであるのはかなりポイントが高い。壁が薄いみたいだが、滞在中は気にならなかった。
ホテルのレストランも綺麗で朝食も十分満足の行くものだった。朝食はお決まりのビュッフェ(バイキング)だが、バラエティは豊富で、味も良い。ランチに食べたレッドカレーも美味しかった。タイ料理、特にカレーに力を入れていないホテルには泊まる気がしない。ホテルのレストランは夜はやっていないみたいだが、徒歩圏内にレストランやバーは山ほどあるので特に不便は感じない。
同じホテルに滞在している宿泊客も重要なポイントだ。タイの地方都市にある大きめのホテルなんかに滞在すると、中国人やインド人の団体観光客が多かったりして、朝食時のビュッフェでうんざりさせられることもよくある。バンコクでは新しいホテルが次々に出来ていることもあるだろうが、あまり団体観光客に遭遇することもなくゆっくりとした滞在が出来ることが多い。
シトラスホテルはビジネスホテルといった感じでそれほど広くはなく値段も安いので、宿泊客もゲストハウスに泊まるような若い男が多いのではないかと勝手に想像していたのだが、以外にも遭遇した宿泊客は西洋人の家族連れや女性が多かった。
スタッフの英語力はマネージャーらしき人を除いてそれほど高くはなかった。もちろんスタッフにもよるが、一般的に言ってスタッフのホスピタリティと英語力はホテルの値段に比例するように思う。
とにかく値段の割には十分満足の行くホテルだったので、またバンコクで安く滞在したい場合には利用したいと思う。
バンコクではスクンビットのバーを少々飲み歩いたくらいで後はホテルでゆっくりしていた。十分に休息を取って次の目的地であるフィリピンのセブ島へと向かう。
「シトラス スクンビット 13 ナナ バンコク バイ コンパス ホスピタリティ (Citrus Sukhumvit 13 Nana Bangkok by Compass Hospitality)」所在地:22 Sukhumvit Soi 13, Sukhumvit, Bangkok(アゴダで予約する)