毎年10~11月頃になるとまるでサシバのように宮古島を訪れるのだが、去年(2018年)はしばらく訪れていなかった八重山諸島を1ヶ月ほど巡ってから宮古島に2週間ほど滞在した。
もう何度も訪れている島なので、滞在中は特に観光して回るというわけでもなく、もっぱら海を見てのんびりと過ごしたり夜に飲み歩いたりしている。
八重山諸島の海(特に波照間島)も美しかったが、宮古島に来る度に「やっぱり宮古島の海が一番だなぁ」と実感させられる。
なんだろう、上手く表現できないのだが色のバリエーションが豊富と言うか。
そんな宮古島も2017年には海水温の上昇でかなりのサンゴが白化してしまったようで、海の色も昔に比べると少し色褪せてしまったように感じるのが残念だ。
それでも、与那覇前浜(よなはまえはま)ビーチに行くと相変わらずのその美しさには感動してしまう。
「東洋一美しい」とも言われている与那覇前浜ビーチだが、その言葉に偽りはなく、サラッサラの白砂に透き通るエメラルドグリーンとコバルトブルーの海の美しさは、僕が今までの人生で訪れたビーチの中で一番である。
サンゴ礁はほとんどないビーチだが、その美しさは八重山諸島屈指のビーチである波照間島のニシ浜や西表島のイダの浜をも凌ぐ。
幸か不幸か、僕がもう15年くらい前に沖縄で初めて訪れたビーチが与那覇前浜で、それ以来どこに行ってもこれ以上のビーチは見つかっていない。
まだ慶良間諸島や小笠原諸島にも行ったことがなく、世界にはまだまだ訪れていない場所もたくさんあるのだが、今後、宮古島よりも美しい海を探すのが僕の旅の目的でもある。
もっとも、仮に海外でもっと美しい海を見つけたとしても、日本人である僕は住みやすさや文化などを考えると結局宮古島に戻ってくるような気がするのだが。
観光客は増え続けているし、環境破壊や地球温暖化によるサンゴの白化も気になるところだが、日本一、いや世界一とも言える宮古島の海が10年後も変わらずにいて欲しいものである(と言うか、回復して欲しい)。