【波照間島一周サイクリング】日本最南端の島を自転車で巡る!所要時間と距離は?

海だけでなく空の青さも印象的な波照間島

はじめに

波照間島に滞在中、自転車で島を一周してきた。

波照間島の周囲は約14.8kmで、島を一周するように舗装道路がある。

島の内陸部を通る一周道路の距離が約9km(「波照間島ねっと」参照)、波照間空港や日本最南端の碑がある外側の道路を通ると12kmくらいになるだろう。

自転車だと2~3時間もあれば十分に波照間島を一周できる。

ハテルマブルーと呼ばれる青いグラデーションの海に加え、突き抜けるような真っ青な空にサトウキビ畑が広がるのどかな波照間島の風景は八重山諸島の中でもとりわけ美しい。

波照間島の風景

波照間島の風景

終日ニシ浜で過ごすのも良いだろうが、波照間島に来たら是非島を巡ってその美しい自然を満喫して欲しい。

波照間島島内の移動手段は?自転車でのサイクリングがおすすめ

波照間島には路線バスやタクシーは走っておらず、島内の移動手段としてはレンタカーやレンタバイク、レンタサイクルがある(もちろん徒歩でも良いが)。

これらの乗り物は波照間港近くや集落内のレンタルショップ、民宿やホテルなどでレンタル可能だ。

波照間港

波照間港

移動手段は好みで選べば良いが、個人的にはのどかな島の風景を眺めながら自転車でのんびりと巡るのがおすすめだ。

島には多少の起伏があるが、それなりに体力があれば電動自転車ではなくママチャリでも十分である。

なお、春から初夏にかけたカラスの繁殖期にはカラスに襲われやすいので、僕のようにカラスが苦手な方はこの時期は車やバイクの方が良いかもしれない。

波照間島の観光スポットや見どころ

波照間島に来たら必ず訪れたい2大観光スポットがニシ浜と日本最南端の碑がある高那の景勝地だ。

新しくなったニシ浜へと続く坂道

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島の北西部にあるニシ浜は日本有数の美しいビーチで、その反対側の南東部にある高那の景勝地からは断崖絶壁の絶景を望むことができる。

それぞれに趣の異なるハテルマブルーを堪能できるのでおすすめだ。

高那崎(たかなざき)から波照間空港方面を望む

高那崎(たかなざき)から波照間空港方面を望む

それ以外に観光スポットと呼べるようなところは少ないので、波照間島では豊かな自然を眺めながらのんびりと過ごすのが良いだろう。

島の東端にある波照間空港。飛行機が飛んで欲しいような欲しくないような

島の東端にある波照間空港。飛行機が飛んで欲しいような欲しくないような

数多くある沖縄の離島の中には「何もなくて退屈な島」と「何もないのが良い島」があるが、波照間島は完全に後者で、何もないことの素晴らしさを味わうことができる限られた島なのである。

海だけでなく空の青さも印象的な波照間島

海だけでなく空の青さも印象的な波照間島

日中に港近くのニシ浜を訪れると「波照間島にも観光客が増えたなぁ」という印象を受けるが、港や集落から離れて島の道路を自転車で走っていると人と出会うことはほとんどなく、昔から変わらないであろうサトウキビ畑が広がるのどかな島の風景を味わうことができる。

アダンの実。八重山諸島の他の島では緑色だったが波照間島ではオレンジ色だった

アダンの実。八重山諸島の他の島では緑色だったが波照間島ではオレンジ色だった

たまに農作業をしているおじいちゃんや同じく島を巡っている観光客とすれ違うが、道端のヤギと遭遇する確率の方が高い。

ザ・沖縄な風景

ザ・沖縄な風景

中には道路まで飛び出してくるやんちゃなヤギもいるので、特に車やバイクを運転している人は気を付けよう。

おっさんどこ行くん?

おっさんどこ行くん?

時間に余裕があれば、島を一周がてらに波照間島に点在する林の奥にあるビーチを探してみて欲しい。

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前述の通り島を一周するには2~3時間もあれば十分だが、半日くらいかけてゆっくりと島を巡り、最後はニシ浜でオリオンビールを飲みながら海に沈む夕日を眺める・・・と言うのが僕のおすすめの過ごし方だ。

「何もない」がある波照間島、八重山諸島の中でもとびきり美しいその風景を心ゆくまで楽しんで欲しい。