はじめに
八重山(やえやま)諸島の全ての有人離島を巡る旅・9島目の竹富島(たけとみじま)にやって来た。
竹富島は周囲約9.2km、人口350人程度(2018年現在)の小さな島で、集落には沖縄らしい赤瓦屋根の民家と白砂の道が広がる観光客にも人気の島だ。
石垣島からフェリーで15分程度と近いこともあって、日帰りで訪れる観光客も多い。
僕は約3年前に一度石垣島から日帰りで竹富島を訪れたことがあるのだが、観光客で騒がしい日中ではなく、静かでのんびりとした島の雰囲気を味わおうと思って今回は島に泊まることにした。
竹富島では2泊したのだが、その際に宿泊したのが島の中心部に位置する西集落のなごみの塔近くにある「ゲストハウスたけとみ」。
宿泊予約はじゃらんで行い、宿泊料金は和室1名利用(朝食付き)で1泊あたり7,000円(税込)だった。
名前には「ゲストハウス」とあるが、僕の想像するゲストハウスとはかけ離れており、雰囲気は民宿っぽく、個室で快適に過ごすことができた。
以下にご紹介して行きたい。
竹富港から送迎でチェックイン
「ゲストハウスたけとみ」では港への送迎サービスがある。
フェリーで竹富港に到着したのは午前中で、午後3時のチェックイン時刻まではまだまだ時間があったのだが、スーツケースを預けてのんびりと集落を散策した後、午後1時には部屋に入ることができた。
スタッフはみんな島の人たちらしく、自然体だが親切な対応だ。
なお、現在は自転車の貸し出し(レンタサイクル)はやっていないようだが、集落内にレンタルショップはたくさんあるので特に困ることはないだろう。
「ゲストハウスたけとみ」は周りの集落の風景に溶け込む竹富島らしい赤瓦屋根の民家といった外観で、客室までの道には海から運んできた白砂が敷き詰められている。
和室の客室
今回滞在した部屋が一番奥にあるミシャシ(美崎)の間。
民家のようなコテージタイプの部屋だが、隣の部屋とは繋がっているので隣人によってはうるさいかもしれない。
ちなみに僕は旅行の際にはいつも耳栓を携帯しているのだが、特に一人旅だと耳栓は重宝するのでおすすめだ。
和室の部屋は広々としており、古い外観とは異なり中は新しくてとても清潔だ。
食料が手に入りにくい小さな離島だけあって、冷蔵庫にはビールやお茶などのドリンク類が入っているのが嬉しい。
受付があるコミュニティルームではWi-Fi(インターネット)を利用することができたのだが、残念ながら部屋ではWi-Fiは入らなかった。
コテージタイプのホテルではよくあるケースだが、日本国内だし集落の中心部なのでiPhoneのテザリングを利用したインターネット接続でなんとかしのいだ。
小さな離島で「ゲストハウス」なんていうから全然期待していなかったのだが、設備が充実していて思ったよりも快適に過ごすことができた。
なお、設備やアメニティ類に関しては公式サイトも参照して欲しい。
シンプルながらも美味しい朝食
朝食は受付があるコミュニティルームでいただく。
朝食メニューはシンプルだが、手作り感があってリーズナブルな宿泊料金を考えると十分に満足できる内容だ。
一般的なゲストハウスとは異なりあまりゆんたく(おしゃべり)をするような雰囲気の宿ではないが、ゆんたくを楽しみたい方はこのコミュニティルームにたむろしていれば良いかもしれない。
ちなみに僕が滞在していた時、他のお客さんは小さな子連れの家族が多かった。
チェックアウト
チェックアウト後、竹富港まで車で送ってもらう。
竹富港では、多くのアメリカ人観光客を乗せたフェリーが停泊していた。こんな小さな島にこんな大群で押し寄せてどうすんのさ。
竹富島では初めての宿泊だったが、多くの観光客が去った後の島で、静まり返った集落、美しいビーチに沈む夕日や満点の星空を堪能することができた。
竹富島は日帰りでも十分に回れる小さな島だが、観光客は増える一方のようなので、1泊でも島に滞在して静かな離島の雰囲気を味わうことをおすすめする。
石垣島に向かうフェリーでは、石垣島に買い物に行くらしき送迎してくれた宿のおかみさん?と一緒になったが、別れ際も声を掛けてくれたりと丁寧な人だった。
「ゲストハウスたけとみ」、竹富島に来た際にはまた利用したい宿だ。
予約
ホテル情報
公式サイト:https://guest-tktm.web.wox.cc/
アクセス:竹富港より車で数分(送迎あり)
駐車場:なし
住所と地図:沖縄県八重山郡竹富町字竹富378番