鳩間島の集落内にある食堂でランチ
鳩間島(はとまじま)の一周道路のほぼ左半分を歩いたところで、一度集落に戻ってランチを取ることにした。
人口50人程度の鳩間島には小さな集落が1つしかなく、必然的に食事をするところも限られてくる。
他に営業しているらしきお店も見当たらなかったし、この日は「くしけぇー家」で食事をすることにした。
ランチにいただいたのがそばとマンゴージュース。
八重山諸島にしては珍しく、そばの具材には豚肉ではなくもずくの天ぷらが使われている。
正直なところもずくの天ぷらよりも豚肉の方が美味しいと思うのだが、こんな小さな島で無事に食事ができるだけでもありがたいものだ。
鳩間島東側のビーチを巡る
お腹が満たされた後、自動販売機で買ったペットボトルのさんぴん茶を片手に鳩間島の東側を散策することにした。
集落のすぐ目の前には前の浜と呼ばれるビーチが広がっている。
前の浜から海沿いに道を進んで行くと、岩場が広がる遠浅の海岸に出る。
海を眺めながら岩場を歩くのはなかなか楽しく、やることがない鳩間島でのおすすめのアクティビティの一つである。
北に向かって岩場を歩いて行くと、鳩間島東側の中ほどに位置する船原浜(ふなばるはま)にたどり着いた。
船原浜から集落へと続く道を歩くと、鳩間小中学校が見えてきた。
生徒数は10人もいないようだが、現在は新しい校舎の建設中らしい。
集落から鳩間島灯台に向かって歩く
鳩間島の一周道路はほぼ歩いたので、フェリーの時間まで集落付近を散策することにした。
集落から島の真ん中に向かって伸びる道を歩いて行くと、右手に友利御嶽(ともりうたき)がある。
島の人たちにとっては大切な場所のようで、御嶽の入り口では島のおばちゃんたちが掃除をしていた。
友利御嶽からさらに奥へと進んで行くと、左手に鳩間中森(はとまなかもり)がある。
森の中を進んで行くと鳩間島灯台がそびえ立っていた。
海の近くではなく島の中ほどに灯台があるのはなんだか不思議な感じもするが、遠くからでも見えるように島で最も標高が高い鳩間中森に設置されたらしい。
フェリーで鳩間島を後にする
鳩間島を一通り見て回ったものの、午後のフェリーが出発する16時15分まではまだ2時間以上も時間があった(鳩間島を出発するフェリーは1日2便しかない)。
これ以上暑い中島を歩き回る気にもならなかったので、フェリーターミナルに座ってのんびりとフェリーがやって来るのを待つことにした。
鳩間島はこれまで2度に渡る訪問でいずれも宿泊できなかった相性の悪い島だが、八重山諸島の中でも透明度の高い綺麗な海が印象的だった。
「今度こそは島に宿泊して屋良浜から夕日を眺めよう」
そう心に誓って、石垣島へ向かう帰りのフェリーに乗り込んだ。