はじめに
西表島(いりおもてじま)に滞在中、由布島(ゆぶじま)を日帰りで訪れた。
西表島から水牛車に乗って渡ることができる由布島は、西表島に来た人の多くが訪れる人気の観光スポットになっている。
由布島への水牛車乗り場は西表島東側の中ほどに位置している。
由布島にはツアーで訪れる観光客も多いが、僕は今回路線バスと水牛車を利用して由布島まで行ってきたので、個人観光客向けに以下に行き方をご紹介したい。
上原から路線バスで水牛車乗り場に向かう
西表島の路線バスは西部地区の白浜から東部地区の豊原まで、西表島の主要道路が通っている部分を網羅している。
しかし、バスの本数は1日に4本しかないので、事前のスケジューリングが重要となる。西表島でレンタカーやレンタルバイクを利用する予定の人はそちらで水牛車乗り場まで行った方が便利だろう。
僕は3日間西表島に滞在する予定だったので、路線バスの車内で3日間乗り放題のフリー乗車券を購入した。何気に由布島の入園料が10%割引になるクーポンが付いているのが嬉しい。
滞在ホテル近くの「上原」のバス停(「上原港」の隣)で路線バスに乗り込む。
西表島の路線バスでは、乗車する際に運転手に行き先を告げる必要がある。
右手に西表島のジャングル、左手に海を眺めながら数人の乗客(ほとんどが観光客と思われる)を乗せた路線バスはゆっくりと走る。
「上原」から「由布水牛車乗場」までの乗車時間は約40~50分だ。
西表島から水牛車に乗って由布島へと渡る
水牛車乗り場に到着後、「旅人の駅 由布島」で水牛車のチケット(由布島の入園料込み)を購入する。
水牛車は大体30分間隔で出発しており、水牛車の数も多く予約なしで乗ることができる。
午前9時発の水牛車に乗って西表島から由布島に向かって出発。
乗務員の穏やかなおじいちゃんと水牛の海(カイ)くん、共にベテランのようである。
朝一番の水牛車と言うこともあってか、乗客は東京から来たおじさんと僕しかいない。
由布島は昼頃になると団体のツアー客が押し寄せるので、静かな由布島を堪能したいのであれば早い時間帯に訪れるのがおすすめだ。
由布島への道中、水牛車の便を運行中に海くん、海中に便をする(色々とかけてみました)。
水牛は必ず道中で糞をしているような気がするが、そのように訓練されているのだろうか。ここを歩いて渡るのは地雷だらけの戦場を行くようなものである。
水牛車では三線のサービスもあるが、この日は朝一でおまけに乗客がおっさん2人だけだったせいもあってか、行きの便では三線を聞くことはできなかった。
おとなしい性格の水牛だが、大人を何人も乗せた水牛車を雄々と引く凄まじいパワーには圧倒される。
のんびりと水牛車に揺られて、15分程度で由布島に到着した。