目次
はじめに
西表島(いりおもてじま)はほぼ全域が国立公園に指定されているジャングルに覆われた自然豊かな島で、八重山諸島で一番大きな島にもかかわらず人口は2,000人程度と少ない。
西表島では3泊したのだが、その際に宿泊したのが上原港近くにある「villa(ヴィラ)西表」だ。
宿泊予約はじゃらんで行い、宿泊料金は別棟「eco villa」(朝食・夕食付き)で1泊あたり6,900円(税込)だった。
このホテルはネット上の口コミでは評価が分かれているようで、「最悪」という言葉も目にするのだが、個人的には人口の少ない離島で格安料金であることを考えるとおすすめできるホテルだ。
以下にご紹介して行きたい。
上原港から徒歩でチェックイン
「villa西表」は石垣島からのフェリーが発着する上原港から徒歩数分でアクセス可能だ。
ホテルに到着後、フロント横のロビーでチェックイン時の説明を受ける。この際、施設利用料として別途1泊あたり300円を支払う必要があった。
西表島にも外国人観光客が増えているのか、ホテルでは外国人宿泊客の姿もチラホラ見かけた。
基本的にツアー嫌いな僕は利用しなかったのだが、アクティビティも豊富に提供(公式サイト参照)しているようなので、興味がある方は参加してみると良いだろう。
別棟「eco villa」の客室
今回滞在した部屋は料金が安い別棟の「eco villa」で、フロントがある建物からは少々歩かなければならない。
「eco villa」はアパートタイプの部屋で、外観は何だか掘っ建て小屋のようである。
外観の雰囲気とは異なり、部屋の中は綺麗でなかなか広い。
テーブルは民宿などではよくある床に座るタイプで、若干PC作業がしづらいのだがこれはしょうがない。
また、こちらの部屋はWi-Fiが繋がらないようで、iPhoneのテザリングを使用してインターネットに接続したが接続状態は良好だった。
「eco villa」は2017年に新装オープンしたばかりらしく、シャワー&トイレルームも清潔だ。
この別棟からの眺望はあまり良くなく、部屋からはぼうぼうに生えている草むらが見えるだけである。
自然豊かな西表島だけあって、布団を自分で敷いたりしていると、なんだか自然体験学習にでも来ているような気分になってきた。
「villa西表」の朝食と夕食
今回は2食付きのプランで宿泊したのだが、人口の少ない離島では夜の食事に困ることも多いので、2食付きのホテルに泊まった方が無難である。
朝食と夕食はフロントがある建物内のレストランでいただく。
夕食
夕食は宿泊予約時に「自家製ローストビーフ丼御膳」と「島魚の漬け丼御膳」の2種類から予め選ぶシステムになっていた。
僕は3泊したこともあって、その2種類に加えて3日目はレストランのメニューにある「島魚の2色カツ丼御膳」をいただくことができた。
これらの御膳は普通に頼むと料金は1,800円らしく、宿泊料金を考えるとなかなか豪勢な夕食である。
御膳にはボリュームたっぷりの丼に加えて刺身、味噌汁、小鉢にデザートも付いてくる。
ドリンクは別料金で別途レストランのメニューからオーダーすることが可能だ。
生ビールの他に西表島の水を使った「いりおもて」という泡盛もいただいたが飲みやすくて美味しかった。
夕食の御膳はどれも美味しかったが、いただいた中で一番のお気に入りは「島魚の漬け丼御膳」だ。
サイドディッシュの刺身と合わせると魚ばかりになってしまうが、採れたての新鮮な魚を心ゆくまで味わうことができた。
朝食
朝食は和食と洋食が交互に提供され、品数が豊富で味も美味しい。
まるで山の中にあるおしゃれなペンションでいただいているかのような、なかなか上品な朝食である。
このホテルはかなり食事に力を入れているようで、これだけでも十分に泊まる価値があるように思える。
ホテル近くのまるまビーチ
ホテルから少し歩いた港の近くに、まるまビーチというこじんまりとしたビーチがある。
まるまビーチの砂浜は藻だらけで綺麗とは言えなかったが、ホテルから散歩がてらにでも立ち寄って欲しい。
チェックアウト
便利な立地、美味しい食事、そしてリーズナブルな宿泊料金と、「villa西表」での滞在は十分に満足の行くものだった。
自然豊かで素朴な西表島に滞在した後は、いつも心が癒された気分になる。
イダの浜という素晴らしいビーチを見つけたこともあって、今回の旅行で八重山諸島の中でも西表島はとても好きな島になった。
また八重山諸島を訪れる際には必ず西表島を訪れ、「villa西表」にもまた宿泊したいと思う。
予約
ホテル情報
公式サイト:http://villa-iriomote.jp/
住所と地図:沖縄県八重山郡竹富町上原661