小浜島(こはまじま)滞在2日目の夜。
滞在しているホテル「カナンリゾート」の目と鼻の先にある居酒屋「Sanufa(サヌファ)」で食事をすることにした。
小浜島の居酒屋はちょっと変わったシステムで、基本的には予約が必要で送迎が付いているらしい。
「Sanufa」は人気があるお店のようだが、当日午後3時過ぎに電話をして予約を取ることができた。
お店はホテルのすぐ目の前なので送迎は必要なく、空に浮かぶ月を眺めながら歩いて行く。
「Sanufa」の外観は、島の居酒屋と言うよりもなんだかペンションみたいなおしゃれな雰囲気である。
店内に入って案内されたテーブルに座り、まずは沖縄の居酒屋ではお決まりのオリオンビールとお通しのモズク酢をいただく。
料理メニューは壁に掛けられた黒板に書いてあるが、美味しそうな料理が一杯でどれを食べようか迷う。
迷った挙げ句、まずは定番のお刺身盛り合わせをいただくことにした。一人旅では一品ずつ頼んでゆっくりと食事を楽しむのがコツである。
お刺身は間違いなく美味しいのだが、沖縄の離島においてこの量で1,200円は少し高い気がしないでもない。
お刺身をペロリと平らげ、続いていただいたのが「グルクン唐揚おろしポン酢」。
グルクンの唐揚げも沖縄ではよく食べる定番料理でそれほど期待はしていなかったのだが、おろしポン酢でいただくこのお店のグルクンの唐揚げは絶品だった。
本当に美味しい料理に出会ったとき、僕は文字通りその料理にむしゃぶりついてしまい、お箸が止まらず一瞬のうちに平らげてしまう。
たとえ、目の前に『ウォーキング・デッド』のベスちゃんが座っていたとしても全く目もくれずに食事を続けてしまうほどの美味しさだ(なんのこっちゃ)。
「Sanufa」の料理メニューは豊富でまだまだ気になる料理があったのだが、一人旅だと食べられる料理の数に限りがあるのが悲しい。
なおかつ、今回は約1ヶ月半に渡る旅で予算も厳しめなので早くも締めに入ることにした。
締めに選んだ料理が、こちらも沖縄の定番料理であるタコライス。
タコライスとはタコスの具材がご飯の上に乗った沖縄料理である。
僕はご飯の上に野菜がたくさん乗った料理はあまり好きではなく、タコライスも以前はそれほど美味しいとは思わなかった。
しかし、沖縄歴が長くなるにつれてタコライスもだんだんと好きになっていって、今では沖縄で欠かせない料理となっている。ソウルフードとはそのようなものなのだろう。
人気店らしく、「Sanufa」の店内は地元の人や観光客で賑わっていた。
小さな離島の夜は特にやることもないので、サクッと食事を済ませた後はホテルに戻ってのんびりと過ごすことにした。
「Sanufa」、小浜島に来たら是非訪れて欲しいおすすめの居酒屋だ。
ちなみに、石垣港離島ターミナルにもマグロ丼が美味しい姉妹店があるのでそちらも合わせてチェックしてみて欲しい。
店舗情報
営業時間:18:00〜23:30
定休日:水曜日
公式サイト:http://sanufa.decogr.com/
住所と地図:沖縄県八重山郡竹富町字小浜758-1
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。