【黒島旅行記 Vol.1】のどかな「牛の島」のおすすめビーチ!仲本海岸と西の浜を歩く

仲本海岸(なかもとかいがん)

石垣島からフェリーで黒島に到着後、港まで迎えに来てくれた送迎車に乗って滞在先の民宿へと向かう。

黒島港ターミナル

黒島港ターミナル

滞在先の「民宿あ~ちゃん」でチェックイン手続きを済ませ、荷物を置いてから黒島のビーチを徒歩で散策してみることにした。

「民宿あ~ちゃん」外観

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2018年10月25日

民宿を出発し、まずは南に1kmほどの場所にある仲本海岸(なかもとかいがん)へと向かう。

黒島の人口は200人程度だが、人よりも牛の数の方が遙かに多く、「牛の島」と呼ばれている。

黒島の牛。さすがに黒い

黒島の牛。さすがに黒い

沖縄の離島でお馴染みのヤギもいる

沖縄の離島でお馴染みのヤギもいる

黒島には沖縄の小さな離島らしいのどかな風景が広がり、自転車に乗った観光客を除いて人とすれ違うことはほとんどない。

素朴な黒島の風景

素朴な黒島の風景

自然に囲まれた舗装道路をしばらく歩くと、仲本海岸にたどり着いた。

仲本海岸(なかもとかいがん)

仲本海岸(なかもとかいがん)

黒島周辺にはサンゴ礁が発達しており、仲本海岸も八重山屈指のシュノーケリングスポットとして知られる。

遠浅の海が広がる仲本海岸。潮が引くと外海の手前まで歩いて行けるようだ

遠浅の海が広がる仲本海岸。潮が引くと外海の手前まで歩いて行けるようだ

残念ながらこの日は曇っていて、綺麗な青色をした海を見ることはできなかった。

仲本海岸を後にし、続いて黒島の北に位置する西の浜へと向かう。

西の浜へは北側と南側の道どちらからでもアクセスできるが、黒島港近くの北側の道から行くことを強くおすすめする。

僕は南側から西の浜へと向かったのだが、ひたすら草むらの道を歩く羽目になってしまった。

西の浜へと続く道

西の浜へと続く道

なんだか、最近テレビで見た「ほんとにあった怖い話」で走っていた貞子が出現しそうな雰囲気である。

「貞子が出てきたらどうしよう」とか、「前から牛が突進してきたらどうしよう」とか、「これはウォーカー(ゾンビ)が出てくるシチュエーションじゃないか」とかそんな考えが脳裏に浮かんできて、恐怖心に駆られながらも誰もいない草むらの道をひたすら歩き続けた。

離島らしさを感じられる道がずっと続く

離島らしさを感じられる道がずっと続く

2kmほど歩いたところで左に曲がって林の中の道を通り抜け、ようやく西の浜にたどり着いた。

西の浜。大きな砂浜が広がる

西の浜。大きな砂浜が広がる

黒島は3種類のウミガメ(アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイ)の産卵場所になっていて、西の浜にも毎年ウミガメが産卵にやって来るらしい。

アクセスが悪いこともあってか、西の浜には人影も少なく、のんびりと過ごすには最適のビーチだ。

西の浜の北側。海が澄んでいる

西の浜の北側。海が澄んでいる

西の浜でのんびりと海を眺めた後、黒島港近くまで出て、港から南に延びる舗装道路を歩いて民宿まで戻ることにした。

民宿に戻る道中、広大な牛の牧場に立つお墓を見つけた。どうやら、黒島では死後も牛に囲まれるらしい。

牛の牧場が多い黒島

牛の牧場が多い黒島

ふとカメラを向けると、耳にタグを付けられた牛がまるで「ここから出してくれ」と懇願しているかのように僕の方をじっと見つめてきた。

しかし、残念ながら肉食系男子の僕には助けることはできそうもなかった。食卓で再会できる日が来ることを楽しみにしています。

真っ直ぐな舗装道路を、牛とカラスに囲まれながら南へと歩く。

黒島港から南へ延びる道路

黒島港から南へ延びる道路

観光地化されていない黒島の素朴な風景は、宮古諸島の多良間島にどこか似ていて、多良間島を一回り小さくしたような印象を受ける。

当然のことながら、こんな小さな離島では自然と戯れる以外にやることはなく、この日は早めに民宿に戻って夕食前にビールで一杯やることにした。

展望台から見る県道213号線

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