パルテノン神殿があるアクロポリス遺跡を観光した後、周辺にあるローマン・アゴラと古代アゴラを訪れた。
ローマン・アゴラと古代アゴラの建造物は多くが廃墟と化していてアテネ最大の見どころであるアクロポリスに比べると物足りなく感じるのだが、夏のギリシャの酷暑の中歩き回って写真を撮ってきたので、せっかくなので以下にご紹介したい。
ローマン・アゴラ
丘の麓からアクロポリスを見上げる場所にあるローマン・アゴラはローマ時代初期(紀元前1世紀~紀元後2世紀)のアゴラの跡だ。
中に入ると、草むらに石柱の跡が立ち並ぶなんだか味気ない光景が広がっている。
アゴラとは広場を意味し、かつては市場や集会場としての役割を果たしてきたそうだ。
広場を奥に進むと大理石で作られた八角形の「風の神の塔」と小さな美術館がある。
ローマン・アゴラのすぐ隣には「タベルナ・アクロポリス(Taverna Acropolis)」というレストランがあるのでここで遺跡を眺めながら食事をするのもおすすめだ。
観光情報
営業時間:8:00~20:00(夏期)
※休業日や営業時間の詳細はこちらのサイト(英語)で確認できます。
入場料金:6ユーロ(単独チケット)、30ユーロ(共通チケット)
住所と地図:Pelopida & Eolou St., Athens
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。
古代アゴラ
ローマン・アゴラから少し歩くとひときわ大きな古代アゴラがある。
古代アゴラは古代アテネにおいて政治、宗教、経済、文化の中心地として栄えていたようだ。
古代アゴラにはヘファイストス(テセウス)神殿という立派な神殿がある。
後から知ったのだが、かのソクラテスやプラトンも古代アゴラで哲学論を交わしていたらしい。
海外で遺跡を巡るたびに学生時代は寝てばっかりで不勉強だった自分を恥じる。世界史の勉強でもしようかしら。
古代アゴラの敷地内には現在は博物館になっているアタロスの柱廊がある。
アタロスの柱廊はギリシャ遺跡の中で唯一完全に復元された建造物らしい。
博物館の中には古代アゴラで発掘されたものが展示されている。
古代アゴラはローマン・アゴラに比べると見どころが多く、博物館の建物も美しいので一見の価値ありだ。
観光情報
営業時間:8:00~20:00(夏期)
※休業日や営業時間の詳細はこちらのサイト(英語)で確認できます。
入場料金:8ユーロ(単独チケット)、30ユーロ(共通チケット)
住所と地図:24 Adrianou St., Athens
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。
おわりに
以上、ローマン・アゴラと古代アゴラを簡単にご紹介した。
今回初のアテネだったが、アテネ市内を観光した中ではやはりアクロポリス遺跡が一番印象に残っている。
アテネに来たらまずはアクロポリスをゆっくりと観光し、空いた時間でアゴラなど周辺の観光スポットを見て回るのが良いだろう。