はじめに
「やべぇ。これ、宮古島の海より綺麗なんじゃね?」
コミノ島の桟橋でフェリーを降りて、青が幾重にも重なる透明度の高いブルーラグーンの海を見て最初に思ったのがこれである。
ブルーラグーンはマルタ島とその北にあるゴゾ島の間に挟まれた小さなコミノ島の西側に広がる海で、さらに小さなコミノット島との間に挟まれた海はさながら天然のプールのようになっている。
マルタ共和国の中でも海の透明度は抜群に高く、波も穏やかで海水浴にも適しているので、マルタに来たら必ず訪れたいスポットの一つだ。
マルタに滞在中、ブルーラグーンを日帰りで訪れてきたので以下にご紹介したい。
ブルーラグーンへの行き方
コミノ島のブルーラグーンへはマルタ島のチェルケウア港またはゴゾ島のイムジャール港からフェリーでアクセス可能だ。
マルタ島のチェルケウア港までの行き方に関しては以前の記事を参照して欲しい。
マルタ島のスリーマにあるフェリーターミナル周辺からブルーラグーン行きのツアーも多数出ているのでそちらを利用するのも良いだろう(フェリーターミナル周辺を歩いているとよく声を掛けられる)。
ブルーラグーンへのアクセスはマルタ島よりもゴゾ島の方が近くて便利なので、僕はゴゾ島滞在中にブルーラグーンを訪れることにした。
ゴゾ島からブルーラグーンへ向かうフェリーはイムジャール港フェリーターミナルの建物の向かい側から乗ることができる。
フェリーの料金は往復10ユーロ(約1,300円)で、乗り場にいるスタッフからチケットを購入する。
ゴゾ島からブルーラグーンへのフェリーは1時間おきに出発している。ゴゾ島からブルーラグーンへのフェリーの時刻表はこちらのサイト(英語)を参照して欲しい(マルタ島からブルーラグーンへのフェリーの時刻表はこちらのサイト(英語)も参照)。
フェリーと言うか、思ったよりも小さなボートに乗ってブルーラグーンへと向かう。
その透明度は宮古島以上!?ブルーラグーンへ
ゴゾ島を出発したボートは10分ほどでブルーラグーンに到着した。
コミノ島と隣接する小さなコミノット島との間に浅瀬の海が広がっており、その透明度は抜群だ。
地中海らしく、マルタの海と言えば濃い青の印象が強いが、ブルーラグーンの海はそれとは異なったソーダ水のような優しい青色をしている。
これまでマルタで訪れた海の中でも一番の美しさで、ここだけだと僕の愛する宮古島以上ではないかと思えるほどだ。
ブルーラグーンに到着後、まずはパラソルとデッキチェアーを確保することにした。料金は合わせて20ユーロだ。
人気の観光スポットだけあって午後になると混雑するので、なるべくなら早い時間に訪れることをおすすめする。
ブルーラグーンの小さな砂浜の前にある一等地(人通りが多くて落ち着かないので一等地とも思えないが)に陣取り、青い海を眺めながら売店で買ったビールを飲む。
おしゃれなレストランこそないものの、ブルーラグーンの周辺にはいくつかの売店が立ち並ぶ。
海の家と言えばついつい焼きそばが食べたくなってしまうが、こちらではやはりハンバーガーなどがメインとなる。
岩場の多いマルタらしくブルーラグーンの周辺には断崖が広がっており、景色を眺めながら散策するのも楽しい。
ブルーラグーンの北側の断崖を歩いて行くと、だんだんと人影もまばらになってくる。
対岸のコミノット島やコミノ島の他のビーチに行くウォータータクシーも出ているようだが、この日はもっぱらブルーラグーン周辺を徒歩で散策したり、ビールを飲んだりしてのんびりと過ごした。
おわりに
昼過ぎになると、ブルーラグーンは人で溢れかえっていた。
暑さでバテていたこともあって午後3時頃にはゴゾ島に戻ることにしたのだが、帰りのボートは凄まじい混雑で、さながら無人島からの脱出劇のようになっていた。
ブルーラグーンを満喫したいのであれば、午前中の早い時間帯に訪れて良い場所を確保し、海水浴を楽しんだり、海を眺めながらビールを飲んだりして終日のんびりと過ごすのが良いだろう。
マルタに来たら是非ブルーラグーンを訪れ、宮古島にも負けず劣らず美しい、世界有数の透明度を誇るマルタ随一の美しい海を堪能して欲しい。