はじめに
マルタ島南部に、青の洞門(ブルーグロット)と呼ばれる長年の風と波の浸食によってできた洞門がある。
洞門(どうもん)とは洞穴(ほらあな)の入り口のことだ。
ここではボートツアーに参加して洞門や周辺の洞窟内を巡り、マルタ島の青い海を思う存分に堪能することができる。
マルタ島に滞在中、青の洞門を訪れてボートツアーに参加してきたので以下にご紹介したい。
青の洞門(ブルーグロット)への行き方
青の洞門へは、首都バレッタ(ヴァレッタ)から74番のバスでアクセス可能だ。
降車するバス停はGrottoまたはPanoramaとなる。ボートツアーに参加したいのであればGrotto、展望台に行きたいのであればPanoramaで降りると良いだろう。
展望台からは青の洞門の全景が見渡せるようだが、残念ながら僕は今回下調べをしていなかったこともあって展望台の存在を知らずに訪れることはできなかった。
ちなみに、青の洞門の近くには世界遺産の巨石神殿であるハジャーイム神殿とイムナイドラ神殿があるので、合わせて観光するのもおすすめだ。
僕はこの日、ハジャーイム神殿とイムナイドラ神殿を観光した後、徒歩で青の洞門へと向かった。
ハジャーイム神殿から青の洞門までの距離は2km程度だが、日陰がなくてとにかく暑いので、歩くのが嫌な方はバスやタクシーを利用すると良いだろう。
青の洞門のボートツアーに参加
ボート(遊覧船)乗り場付近にはカフェやレストランが立ち並び、岩場は海水浴客で賑わっていた。
ボートツアーのチケットは乗り場近くにあるチケット売り場で購入すれば良い。
チケットを購入して小さなボートに乗り込む。ライフジャケットを着用するのだが、首に掛けていたカメラが邪魔になってこれが少々面倒くさかった。
ボートはある程度人数が集まったら出発する。小さなボートで思ったよりも揺れるので、船酔いしやすい人は要注意だ。
ボートツアーは20分程度で、青の洞門に向けて断崖に沿って進み、様々な洞窟を訪れる。
洞窟には「ウインドーケーブ」や「ハネムーンケーブ」などの名前が付いており、ボートの操縦士が後ろで名前を叫んでくれるのだが、最前列に座っていたこともあって聞き取りづらい。
洞窟の見た目の違いは微妙だし、安定しないボートの上で写真を撮るのに夢中で、はっきり言ってどれがどれだか分からなかった。
ボートは薄暗い洞窟内を進んで行く。
他のボートとすれ違いざま、乗客たちが手を上げて「フォー」と叫ぶのがいかにも西洋人らしい。レイザーラモンHGか。
青の洞門周辺の海はマルタ島の中でも一際綺麗に感じる。
地中海らしい青い海が広がっているのだが、日の光によっては宮古島の海のようなエメラルドグリーン色に見えることもある。
さながら遊園地のアトラクションのようにいくつかの洞窟を足早に探検した後、ボートは出発したボート乗り場へと戻る。
青の洞門では取り立てて他にやることもなさそうだし、是非ボートツアーに参加してマルタの綺麗な海を間近で堪能して欲しい。
また、僕が今回訪れることができなかった青の洞門が一望できる展望台にも訪れて、良い写真が撮れたら見せていただけると幸いである。
観光情報
ブルーグロットボートサービス(Blue Grotto Boat Service)
営業時間:9:00~17:00(冬期は~15:30)
休業日:無休(天候によっては中止あり)
料金:大人8ユーロ、子供4ユーロ
公式サイト(英語):http://www.bluegrottomalta.com.mt/
地図:
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。