【ウサギ肉ハンバーガー】マルタ島セントジュリアンの「バッドアス・バーガーズ」

ウサギ肉ハンバーガー(Maltese)とフレンチフライ

マルタ島で滞在していたアパートに30歳のノルウェー人の男が住んでいたのだが、毎日一人での外食に飽き飽きしていた僕はノルウェー人を外食に誘ってみた。

アパートの室内

ホテルに空きがなかったのでAirbnbでマルタ島スリーマのアパートに宿泊した話

2018年9月6日

ノルウェー人はマルタ歴が長く、今回もビジネスで1年半ほど滞在するとのことだった。

僕「どこか良いレストラン知ってる?」

ノルウェー人「セントジュリアンに美味いハンバーガー屋があるぜ!」

ノルウェー人はあまり食にこだわらないらしい。

地中海沿いの景色が綺麗なシーフードレストランでも紹介してくれるのかと思いきや、さすがに普段から大自然に囲まれて暮らしているノルウェー人、街中のハンバーガー屋とは洒落ている。

そんなわけで、身長190cmくらいあるノルウェー人と連れ立ってチビの気分を味わいながら(ちなみに僕の身長は172cmくらいだ)、セントジュリアンにある「バッドアス・バーガーズ(Badass Burgers)」にやって来た。

「バッドアス・バーガーズ」外観

「バッドアス・バーガーズ」外観

どこかで見たと思ったら、『地球の歩き方』に載っていてウサギ肉ハンバーガーを食べに来ようと思っていたハンバーガー屋じゃないか。やるなノルウェー人。

「バッドアス・バーガーズ」はマルタ発のハンバーガーチェーンらしい。

食事メニューは店名通りハンバーガーメインで様々な種類のハンバーガーがあるのだが、ビールの種類も多く、外国のビールも豊富に取り扱っているのが嬉しい。

店内はかなり広く、奥の方の席に座ってまずはゴゾ島の地ビール「ロード・シャンブレー(Lord Chambray)」の「ブルー・ラグーン」をいただく。

「ブルー・ラグーン」。ベルギービールのヒューガルデンのようで美味しい

「ブルー・ラグーン」。ベルギービールのヒューガルデンのようで美味しい

マルタの定番ビールと言えば「チスク(CISK)」だが、良くも悪くも普通のビールなので毎日飲んでいるとさすがに飽きてくる。

この日のディナーに注文したのは、もちろんウサギ肉ハンバーガーの「Maltese」だ。

サイドディッシュはいくつかの種類から選ぶことができるが、典型的なフレンチフライをチョイス。

お値段は13.95ユーロ(約1,800円)と、ハンバーガーにしてはなかなかのお値段である。

運ばれてきたハンバーガーは、想像通りかなりのビッグサイズだった。

ウサギ肉ハンバーガー(Maltese)とフレンチフライ

ウサギ肉ハンバーガー(Maltese)とフレンチフライ

手で持ってかぶりつくことはできないので、フォークとナイフで崩しながらいただくのだが、果たしてこれはパンで挟んでいる意味はあるのかといつも疑問に思う。

ウサギ肉のパテは美味しかったが、この形状になるとはっきり言ってビーフとの違いはほとんど分からない。ビーフに比べると幾分かサッパリとしているように感じる。

ノルウェー人「ウサギは俺たちの国ではペットだぜ」

小学校で飼育していたウサギや旧友が飼っていたウサギを思い出してふと悲しくなった。

しかし、容赦なくハンバーガーを貪りながら、ノルウェー人との英語での会話を楽しむ。

話の内容は主に自分たちの国についてだ。なにせ、お互いに恐らく初めて会話をするノルウェー人と日本人である。

英語での会話は日本語での会話に比べると疲れるが、それでも一人で食事をするよりは話し相手がいる方が楽しい。

ノルウェー人「俺の彼女は身長180cmのモデルで医者なんだぜ」

僕「ほぇ」

ノルウェー人は良い奴だったが、身長だけでなくプライドも高そうだ。

ハンバーガーは量が多く、これだけで晩ご飯には十分だ。ウサギ肉のサッパリした味わいのせいか、食後に胃がもたれることもなかった。

マルタに来てからまだウサギ肉を食べていない方は、是非「バッドアス・バーガーズ」でウサギ肉ハンバーガーに挑戦してみて欲しい。

食後、セントジュリアンとスリーマの夜景を眺めながら散歩し、アパート近くのバーでビールを飲み交わしてからアパートへと戻った。

異文化交流ができるのも一人旅の醍醐味の一つである。

相手を知れば知るほど、外見の違いや身長の差などはそれほど大したことではないように思えてくる。

店舗情報

営業時間:18:00~23:00(月~土)、12:00~24:00(日)

公式サイト(英語):http://badass.com.mt/

住所と地図:1, Triq San Gorg, St. Julian’s

※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。