はじめに
マルタ共和国ゴゾ島に滞在中、島の北部にあるビーチリゾートのマルサルフォルン(Marsalforn)を訪れた。
マルサルフォルンはゴゾ島の南西部に位置するシュレンディ(Xlendi)と並んでゴゾ島を代表するリゾート地で、夏場はバカンスを楽しむ人たちで賑わうようだ(ヨーロッパ人は本当にバカンス好きである)。
小さなリゾート地なので取り立てて見どころがあるわけではないのだが、のんびりと海沿いを散策してレストランで食事をしてきたので以下にご紹介したい。
マルサルフォルンへの行き方
マルサルフォルンへは、ゴゾ島の中心地であるヴィクトリアから310番の路線バスに乗ってアクセス可能だ。観光周遊バスのホップオン・ホップオフバスも停車する(いずれも降車はMarsalforn)。
小さな島なのでヴィクトリアからの所要時間は10分程度と短いが、マルサルフォルンは人気リゾート地のためか、路線バスの車内はかなり混んでいた。
マルタ島よりも概して人が少ないゴゾ島だが、本数が少ない(1時間に1本程度が普通)せいかバスの混雑度は大差ないように思える。
マルサルフォルン湾沿いを散策
満員のバスに揺られて、マルサルフォルンに到着。
マルサルフォルン湾にある小ぶりな砂浜のビーチは海水浴を楽しむ人たちで賑わっていたが、ゴゾ島らしくどこかのんびりとした雰囲気が漂う。
マルサルフォルン湾沿いにはレストランやカフェが軒を連ね、海外の典型的なビーチリゾート地と言った雰囲気だ。
ゴゾ島の海はマルタ島の海よりも一段と綺麗に感じるが、マルサルフォルンから見る地中海も見事な青色をしている。
どうやらマルサルフォルンは元々小さな漁村だったらしく、湾内にはたくさんのボートが浮かんでいる。
湾沿いに伸びる遊歩道を東に向かって歩いて行くと、波止場のようなものがあった。
マルサルフォルン湾沿いのレストランで食事
どうやらマルタでは日本人の間でウニパスタが人気らしいのだが、マルタ島滞在中はウニパスタを食べることができなかった。
漁村のマルサルフォルンにならあるのではないかと思い、マルサルフォルン湾沿いに立ち並ぶレストランをウニ(Sea urchin)がないか聞いて回った。
店頭に立っている店員に「Sea urchin」と言ってもほとんど通じなかったので、発音が悪いのかと思い「シーウァーチン」「シーアァーチン」とバリエーションを変えて色々と試してみたのだが無益に終わった。
結局、グーグル検索でウニの写真を見せたのだが置いていないようだったのでウニパスタは諦め、湾の西側にあるレストラン「Il Gambero」で食事をすることにした。
ランチには遅くディナーには早い時間だったこともあってか店内は空いている。
余談であるが、マルタの人たちはディナーを取るのが遅く、レストランも午後8時以降に混むことが多いようだ(夏のマルタは午後8時を過ぎてもまだ明るい)。
人気のレストランなら午後7時頃でも混んでいるだろうが、僕は開店直後や夕方に食事をすることも多かったので、一人にもかかわらずいつも良い席を確保することができた。
地中海を望む海沿いの席で優雅に食事をしたい方は、予約をするか開店時間をチェックして早めに訪れることをおすすめする。
結局、この日はウニパスタの代わりに定番のシーフードスパゲティをいただいた。
さすがに漁村だけあって、具材が大きくて食べ応えがあった。ウニも捕ってください。
おわりに
マルサルフォルンはシュレンディと同じく小さなリゾート地だが、個人的にはシュレンディの方が景色が綺麗で、ゴゾ島らしいより一層のんびりとした雰囲気が漂っていたように感じたので気に入っている。
どちらを訪れるか迷っている方は、まずはシュレンディを訪れてみてはいかがだろうか。
ゴゾ島では南部のサナット(Sannat)という村に滞在したのだが、シュレンディやマルサルフォルンにあるホテルに滞在してリゾート気分を味わうのも良さそうだ。
何もせずに綺麗な海を眺めながらのんびりと過ごす・・・日本での忙しい生活という現実に戻れるのかどうか不安になりそうではあるが、たまにはそんな休日も良いものである。