マルタの首都バレッタ(ヴァレッタ)を訪れた際、ディナーを食べようと「ランピラ(Rampila)」というレストランにやって来た。
「ランピラ」は、バレッタのシティ・ゲート(メインゲート)を入ってすぐ左に曲がったところにある。
店内はおしゃれで、いかにも要塞都市のバレッタらしい雰囲気が漂う。
店員もシャキッとしているので、ディナーにはそれなりに身なりを整えて来た方が良いかもしれない。
この日は真夏のマルタの暑さに疲れたおっさん一人だったが、ディナーにはかなり早い時間だったこともあって他にお客さんはおらず、浮く心配もなく助かった。
「ランピラ」のテラス席からはバレッタの要塞内へと続くシティ・ゲートの外側を見ることができる。
テラス席に座り、ゴゾ島のシャルドネ(白ワイン)をボトルでいただく。
マルタのワインは安いので、一人でもついついボトルで注文してしまうのが最近の悩みでもある。
と言うのも、ビールだと大丈夫なのだが、ワインだと次の日なかなか起きられないのだ。歳のせいだろうか。
白ワインはオリーブオイルにつけたパンとの相性も抜群だ。
このレストランのスタッフの対応はまるで高級ホテルのレストランのように丁寧で、こちらが恐縮してしまうほどだった。
この日のメイン料理には「Traditional Maltese Rabbit」をチョイス。ウサギ肉を蒸し煮にした料理だ。
注文を告げると、店員からは「Good choice(良い料理を選びましたね)」との声が返ってきた。照れるじゃないか。
ウサギ肉は柔らかくて美味しい。鶏肉に似ているが、なんだか沖縄料理のラフテー(豚の角煮)にも似ているような気がする。
ウサギ料理とマルタワイン・・・マルタに来たら是非味わって欲しい、外すことのないマルタグルメの組合せだ。
お会計は35ユーロくらい(約4,500円)と、マルタの他のレストランに比べてそれほど高いとも感じなかった。日本のレストランであれば、白ワインのボトルだけでもこのくらいの値段はしそうだ。
バレッタらしいおしゃれなお店の雰囲気、丁寧なスタッフ、そして美味しい料理とワインに満足してお店を後にし、まるでウサギのような軽快な足取りでバレッタのフェリー乗り場へと向かった。
バレッタでディナーを楽しみたい方には「ランピラ(Rampila)」はとてもおすすめだ。
店舗情報
営業時間:12:00~22:30
定休日:無休
公式サイト(英語):https://www.rampila.com/
住所と地図:1, St. Johns Cavalier, Valletta
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。