ゴゾ島のイムジャール港でフェリーを降りた後、ホテルのチェックイン時刻までは時間があったので、港近くにあるレストラン「ポルト・ヴェッキオ(Porto Vecchio)」で食事をすることにした。
「ポルト・ヴェッキオ」はフェリー乗り場からイムジャール港沿いに北に歩いて行った所にある。
このレストランにはイムジャール港に張り出したテラス席があり、港に浮かぶボートやマルタ島とゴゾ島を行き来するフェリーを眺めながらのんびりと食事を楽しむことができる。
テラス席に座り、せっかくのゴゾ島なのでゴゾ島の地ビール「ロード・シャンブレー(Lord Chambray)」を注文(マルタ島でも飲むことはできる)。
このゴゾ島の地ビールには、「ブルー・ラグーン」や「ゴールデン・ベイ」など、いかにもマルタらしい名前が付いていて面白い。
この日のランチにいただいたのはシーフードスパゲティ。魚介類が美味しいマルタでは、これを頼んでおけばまず後悔することはないであろう一品だ。
余談であるが、マルタではスパゲティはスターター(前菜)として食べられることも多く、メイン料理を別に頼まずにスパゲティをメイン料理として頼んだ場合は追加料金がかかる場合もある(大抵の場合メニューの下に記載がある)。
僕はスパゲティを食べる場合はいつもメイン料理として頼むので、メイン料理を別に頼まずにスパゲティをスターターとして頼むことができるのか、またスターターとメインの場合では量が違うのかなどは定かではない。
またまた余談であるが、レストランで水を頼むときは、「Still or Sparkling?」と聞かれることが多い。
「Still(スティル)」とは炭酸が入っていない水で、「Sparkling(スパークリング)」は炭酸が入っている水のことなので覚えておこう。
シーフードスパゲティには貝やエビなどの豊富な魚介類が入っており、味付けはペペロンチーノといった感じだ。オリーブオイルにガーリック、そしてトマトの風味がたまらない。
僕は殻付きのエビのような面倒くさい料理が嫌いで(エビの味や食感は好きである)、特に外食ではあまり食べたいとは思わないのだが、本当に美味しいと思うシーフードを食べているときは、手が汚れるのも気にならないものだ。
2杯目のドリンクはマルタビールのチスクをいただき、港を眺めながらのんびりと過ごす。ゴゾ島はマルタ島よりもさらにゆっくりと時が流れているようだ。
シーフードスパゲティにビール2杯でお会計は22ユーロ(3,000円弱)と、マルタ島で食事をするときに比べてなんだか安く感じた。
ちなみに僕は満足度にもよるのだが、大体料金の10%前後をチップとして残すようにしている(はっきり言ってチップの習慣は要らないと思う)。
それはともかく、港を眺めながらの美味しい食事に大満足してお店を後にした。
「ポルト・ヴェッキオ」、ゴゾ島に来たら是非訪れて欲しいおすすめのお店だ。
店舗情報
営業時間:10:30~15:00(ランチ)、19:00~22:30(ディナー)
定休日:水曜日
公式サイト(英語):http://www.portovecchiorestaurant.com/
住所と地図:Martino Garces Street, Yacht Marina, Mgarr, Gozo
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。