はじめに
マルタ島に滞在中、マルタ島南部に位置するマルサシュロック(マルサックスロック)を訪れた。
マルサシュロックにはマルタ最大の漁港があり、毎週日曜日の午前中にはフィッシュマーケット(サンデーマーケット)が開かれることでも有名だ。
僕は調理前の魚には興味がないし人混みが苦手なので、海沿いでのんびりシーフードでも食べようと平日にマルサシュロックを訪れることにした。
マルサシュロックへの行き方
マルサシュロックへはマルタの首都バレッタ(ヴァレッタ)から81番または85番のバスでアクセス可能だ。所要時間は40分程度。
ちなみに、マルタの観光スポットへバスでアクセスする場合はバレッタが起点になることも多いので覚えておこう。
僕が滞在しているアパートはスリーマにあるので一旦スリーマからバレッタに出る必要があったのだが、スリーマからバレッタに行くバスは相変わらず混んでいる。
まさか、マルタに来てまでぎゅうぎゅう詰めのバスに乗る羽目になるとは思わなかった。
マルサシュロックを散策
バスは遺跡が点在するマルタ島南部の田舎道を走り、マルサシュロック湾の目の前にあるバス停に到着した。
バスを降り、まずはのんびりと周辺を散歩することに。
マルタ最大の漁港とは言っても、小さな漁村なので見どころはそれほど多くはない。
マルサシュロックのバス停近くにはポンペイの聖母教会がある。
いかにも漁村にある教会らしく、教会の屋根には漁船に乗った聖母像が立っている。
不定休なのか、残念ながら教会は閉まっていて中に入ることはできなかった。
この日は平日だったのでフィッシュマーケットは開かれていなかったが、マルサシュロック湾沿いには小さな市場がありお土産屋が立ち並んでいた。
湾内はルッツと呼ばれる伝統的な小型漁船で埋め尽くされている。
ルッツにはフェニキア人によって伝えられた魔除けとされる目が描かれている。
マルサシュロック湾からはルッツで湾内を一周するボートツアー(5ユーロと安い)だけでなく、セントピーターズプールやプリティーベイに行くボートツアーも出ているので興味がある方は参加してみると良いだろう。
シーフードレストランでランチ
マルサシュロック湾沿いには様々なシーフードレストランが立ち並ぶ。
この日はランチを取ろうと、ガイドブックに載っている一際お洒落な「ラ・ノストラ・パドローナ(La Nostra Padrona)」というレストランにやって来た。
マルサシュロック湾を望むテラス席に座り、この日のお目当てであるシーフードスパゲティとマルタワインを注文。
魚介類(エビ、貝、タコなど)やトマトが入ったシーフードスパゲティは絶品で、わざわざこのためにマルタシュロックまで来たかいがあるというものだ。
青い海と色鮮やかなルッツ・・・小さな漁村の美しい景色を眺めながら、ゆっくりと流れる時の中でシーフードとマルタワインを楽しむ。
フィッシュマーケットが開かれる日曜日にマルサシュロックを訪れるのも良いだろうが、静かな平日のマルサシュロックでのんびりと過ごすのもおすすめだ。
シーフードに目がない方は、是非マルサシュロックを訪れて欲しい。