はじめに
今回アテネではラリッサ駅(アテネ駅)近くにある3つ星ホテルの「アリストンホテル(Ariston Hotel)」に宿泊した。
アテネに滞在するのにおすすめの場所は観光スポットに近くて便利なシンタグマ広場周辺やプラカ地区だが、7月のギリシャはハイシーズンらしく、ホテルを予約したのが出発の2週間前だったこともあってか残念ながらこのエリアのホテルには空きが見つからなかった。
オモニア地区の経済的なホテルにはいくつか空きがあったが、オモニア広場周辺は治安が悪いとの噂だったので、初めてのギリシャと言うこともあって今回はパスすることにした。
ちなみに、昼間にオモニア広場を通ったところ、警察官が何人かいて移民らしき人たちの姿も目立った。特に危険は感じなかったが、夜の一人歩きは怖そうだ。
僕が泊まったラリッサ駅近くの「アリストンホテル」はシンタグマ広場からは少し離れているが、メトロ(地下鉄)を使えばすぐだし、歩くのが好きな人は十分歩いて行くことも可能だ。また、アテネ国際空港からのアクセスも悪くない。
「アリストンホテル」には3泊4日の滞在だったが、宿泊料金は1泊あたり55ユーロ(7,000円強)だった。
今回の予約にはBooking.comを利用した。どうやらヨーロッパではアゴダ(agoda)よりもBooking.comの方が強いらしい。
チェックイン
ラリッサ駅を出て、大通りを少し南に歩いたところに「アリストンホテル」はある。
ホテルに入ると受付スタッフのおばさんは電話中で、受話器を耳に当てながら「これ部屋の鍵。パスポートは後で持ってきてね」とフランクでいかにもヨーロッパらしい。
部屋の鍵は日本と異なっていて開けづらく、左に回してカチャッと音がした後、最後まで回しながらドアを開ける必要がある。
このようなスタイルの鍵は久しぶりでなかなか開けることができず受付のおばさんに助けを求めたところ、「一緒にやりましょ」と言って実演して見せてくれた。
部屋
「アリストンホテル」の部屋(客室)は平凡なビジネスホテルと言った感じである。
格安料金なのであまり期待はしていなかったが、最低限の設備はあるし清潔なので一人で滞在するには十分だ。
さすがに一国の首都だけあって、Wi-Fi(インターネット)のスピードにも困ることはなかった。
ホテルは大通りに面しているので少し音がうるさいだろうか。
騒音が気になる人は耳栓を持参することをおすすめする。僕にとって耳栓は旅行には欠かせないグッズの1つだ。
部屋にはミネラルウォーターやティッシュはなかったが、ギリシャのミネラルウォーターは安くて大体0.5ユーロ(約65円)なので冷蔵庫にストックしておくと便利だ(ギリシャの夏は暑い)。
シャワー&トイレルームも清潔で、お湯の出も問題なかった。
レストラン
ホテルの1階にはレストランがあり、滞在中に2度ほどランチで利用した。
宿泊料金に朝食は含まれていなかったが、5ユーロでビュッフェ形式の朝食もいただけるようだ。
僕がこのレストランでいただいたのはギリシャ料理のムサカ(mousakas)とイェミスタ(gemista)、そしてカプチーノとミネラルウォーター。
ムサカはパスタが入っていないラザニアのような料理で、茄子や挽肉、チーズが入っている。
イェミスタはトマトやピーマンなどの野菜にお米が詰められた料理で、ラム肉と合わせて僕のお気に入りのギリシャ料理だ。日本人の口にも合うだろう。
ホテルのレストランの料理は十分に美味しかったが、ラリッサ駅近くにもテラス席のレストランがあるのでこちらも合わせてチェックしてみて欲しい。
チェックアウト
チェックアウト時刻は12:00でゆっくりとできるのが嬉しい。
ギリシャの他のホテルにはまだ泊まったことがないので比較することはできないが、格安料金の割には十分に満足できる滞在だった。
シンタグマ広場周辺で良いホテルが見つからなかったらおすすめしたいホテルだ。
予約
ホテル情報
公式サイト(英語):https://www.ariston-hotel.info/
住所と地図:Diligianni 50 & N. Metaxa 35 Station Larissis, Athens