はじめに
母からの生存確認メールで知ったのだが、先日アテネ近郊で大規模な森林火災が発生したらしい。
森林火災に関係があるかどうかは分からないが、今年(2018年)の夏ギリシャは熱波に見舞われているらしく、記録的な猛暑を記録している日本に負けず劣らず暑かった。
そんな中、アテネの観光名所の一つであるゼウス神殿(オリンピアゼウス神殿、英語表記:Temple of the Olympian Zeus)を訪れてきたので以下にご紹介したい。
アテネと言えばアクロポリスのパルテノン神殿が有名だが、ゼウス神殿の巨大な柱も見逃せない。パルテノン神殿からゼウス神殿は近いので合わせて訪れるのも良いだろう。
いざ、ゼウス神殿へ
ゼウス神殿から近いのはメトロ(地下鉄)のアクロポリ駅だが、この日はアテネ市街が一望できるリカヴィトスの丘を観光した後にシンタグマ広場まで戻り、そこから徒歩でやって来た。
シンタグマ広場からアマリアス大通りを南に歩いて行くと、ローマ時代の2世紀に建てられたハドリアヌスの凱旋門がある。

ハドリアヌスの凱旋門
この場所からもゼウス神殿を見ることができるが、ゼウス神殿の入り口はここから北に行って横道に入ったところにある。
ゼウス神殿の入場料金は6ユーロ(単独チケット)だ。アクロポリスなど他の見どころの入場料金も含まれた30ユーロの共通チケットもある。
僕は前日アクロポリスを観光するために共通チケットを購入したのだが、この日は痛いことに持参するのを忘れてしまった。
少し躊躇したものの、せっかくなので単独チケットを購入してゼウス神殿に入場。この日は風が強く、ゼウス神殿の敷地内には凄まじい砂埃が舞っていた。

ゼウス神殿
この神殿は2世紀のローマ皇帝ハドリアノスの時代に完成したものらしい。

巨大な神殿跡だ
ゼウス神殿の敷地内からはアクロポリスのパルテノン神殿も見える。いかにもギリシャらしい神秘的な光景だが、神殿を見ると聖闘士星矢を思い出してしまうのは僕だけではないはずだ。

アテネを代表するゼウス神殿(手前)とパルテノン神殿(奥)
神殿に立ち並ぶ巨大なコリント式(古代ギリシャの建築様式の一つ)の柱はかつて104本あったそうだが現在では15本しか残っていない。

コリント式の柱が立ち並ぶ
前述の通りゼウス神殿は中に入らずともハドリアヌスの凱旋門から見ることもできるのだが、間近で見る巨大な柱は圧巻なので、せっかくであれば入場料金を支払って中に入ることをおすすめする。

アクロポリスに比べると観光客は少ない
ゼウス神殿の巨大な柱は建造物にそれほど興味がない僕でもしばし見とれてしまうほどで、神殿だけであればアクロポリスの神殿よりも印象に残っている。

倒壊した柱も1本ある
ゼウス神殿は柱が立ち並ぶだけで観光の所要時間はそれほどかからないので、アテネ市内を散策がてらにでも是非立ち寄って欲しいおすすめの観光スポットだ。
観光情報
営業時間:8:00~20:00(冬期は変更になるので要確認)
入場料金:6ユーロ(単独チケット)、30ユーロ(共通チケット)
住所と地図:1 Vass. Olgas Str., Athens
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。