今回、シンガポールのLCC(格安航空会社)であるスクート(scoot)の飛行機を利用して大阪からシンガポール経由でギリシャのアテネにやって来た。
2018年7月現在、大阪からアテネには直行便がないようなので、アテネに行くにはアジアやヨーロッパの都市経由で行く必要がある。
移動距離が長いヨーロッパは航空券が高いのがネックだが、スカイスキャナーで検索してみたところ、スクートの航空券が一番安かったので今回初めて利用してみることにした。
アジア旅行ではこれまでもっぱらエアアジア(AirAsia)を利用していたのでスクートを利用する機会はなかったのだが、スクートはアテネ以外にハワイのホノルルにも飛んでいるのでなかなか利用価値は高そうだ。
今回の大阪からアテネまでの航空運賃は約42,000円(受託手荷物込み、オプションや手数料は除く)だった。
スクートはセールも頻繁にやっているようなので、アテネに安く行きたい方は定期的にチェックしてみると良いだろう。
今回のフライトスケジュールは以下の通りとなる。飛行時間が長くてなかなか過酷なスケジュールだ。
- 大阪→シンガポール:6時間15分(15:35→20:50)
- シンガポールのチャンギ国際空港での乗り継ぎ時間:5時間45分
- シンガポール→アテネ:11時間10分(02:35→08:45)
スクートの飛行機は関西国際空港(関空)の第1ターミナルに発着する。
日本のソウルフードであるコンビニおにぎりを食べながら搭乗時刻を待ち、いざスクートの機体(ボーイング787ドリームライナー)に搭乗。
スクートのキャビンクルーの対応は丁寧で、綺麗なお姉さん系が多いエアアジアとは違って、小柄で可愛らしい女性が多かったように思う。
有料オプション(容量単位)になるが、スクートでは機内でWi-Fi(インターネット)を使えるのが嬉しい。
わざわざ機内でスピードの遅いインターネットを使おうとは思わないのだが、平日の日中の搭乗だと仕事のメールをチェックする必要があるので、今回は100MBのプランを1,800円で事前にネットで購入した。
インターネットのスピードは予想通り遅かったが、Yahoo!のニュースチェックやメールの送受信はすることができた。
離陸してしばらくすると機内食が提供される。
一般的に機内食はあまり美味しくないし、エコノミークラスの狭い座席で食べるのも面倒くさいので注文することはほとんどないのだが、今回はスケジュール的にお腹が空きそうだったので事前に予約しておいた。
ビーフカレーを選んだのだが、1,800円となかなかのお値段だ。味は悪くはないが、はっきり言ってコンビニのカレーの方が美味い。
隣の席の白人カップルや後ろの日本人家族は海外旅行ではしゃいでいるのか機内食にスナック、ドリンクを注文しまくっていたが、案の定グラスに入った氷をこぼしてカオスになっていた。
そんな喧噪をよそにAmazonのKindleで夢中になって本を読んでいると、あっという間に飛行機はシンガポールのチャンギ国際空港に到着。
6時間弱の乗り継ぎ時間の間、空港内で晩ご飯を食べたりスマホを充電したりしながらのんびりと過ごす。
深夜12時を過ぎ、眠たさが限界になってきたところでアテネ行きの飛行機に搭乗。
シンガポールからアテネまでのフライト時間は約11時間と長いので、少しでも睡眠を取るために追加料金の3,900円を支払って前方の座席(サイレントゾーン)を利用した。
僕は学校では寝てばかりだったのだが、大人になってからはなぜか座りながら寝ることができなくなった。
なので飛行機のエコノミークラスではいつもほとんど寝ることができないのだが、今回夜間の長時間のフライトに備えて無印のフード付きのネッククッション(ネックピロー)を購入していたこともあって、なんとか4時間ほど眠ることができた。
なお、スクートの座席はいずれの便もかなり埋まっていたようだったが、幸いなことに隣はマナーの良い人たちだったので狭いながらも快適に過ごすことができた。
丸1日かけた長旅の末、飛行機はようやくギリシャのアテネ国際空港に到着。
スクートの印象は取り立てて良いところも悪いところもなく、普通と言ったところだ。
航空運賃が安いのは魅力なので、これからもヨーロッパ入りするときやハワイに行くときにはお世話になると思う。
アテネ国際空港に到着後、地下鉄に乗って市内のホテルに向かい、その日1日は意識を失ったように爆睡した。