仮想通貨と投資信託で連敗続きの僕、今度は外貨預金に挑戦する。
先日、海外で使うデビットカードの手数料が安いソニー銀行に口座を開設したのだが、ソニー銀行では外貨預金口座があると海外でデビットカードを使った場合に直接対象の外貨預金口座から引き落としてくれるサービスがある。
そんなわけで、せっかくの機会に外貨預金を始めてみることにした。
僕は新しく物事を始める時、リスクが大きい場合は勉強に時間を掛けることもあるが、基本的には初心者向けの本を一冊読んで概要を把握してからとりあえず始めてみる。
そして、取り組みながら勉強を続けていくというスタンスだ。
本書『上手にはじめる外貨預金(株やFXを知らなくてもできる外貨運用スタートガイド)』はAmazonで「外貨預金」で検索すると一番上に出てきたので購入。
著者はファイナンシャルプランナーでAll About「外貨預金」のガイドでもある。
本書では外貨預金の紹介から外貨預金を取り扱っている各銀行の手数料やサービスの比較、各国の通貨の説明、そして最後には外貨預金以外の外貨建て金融商品も紹介されている。
タイトルの通りまさに初心者向けの本で、金融や外貨預金に関して大した知識がない僕でもスラスラと読み進めることができた。
外貨預金が日本円預金と違う点は、簡単に言えば以下の通りである。
- 為替手数料がかかる。
- 比較的金利が高い。
- 為替相場の変動による利益や損失(為替差益や為替差損)がある。
為替手数料は銀行や通貨によってまちまちなのだが、例えば比較的手数料の安いソニー銀行の場合だと、流通量の多い米ドルを購入または売却するときは1ドルあたり0.15円かかる(2018年7月現在)。
外貨預金は日本円に比べると金利が高いのが魅力的だが、これも銀行や通貨、また時期によって変わってくる。
ソニー銀行の外貨普通預金の場合だと、年利が米ドルだと0.5%、豪ドルが0.3%、金利の高い南アフリカランドだと2.25%といった具合だ(2018年7月現在)。
ヨーロッパの通貨は軒並み金利が低いようで、ユーロの年利は0.001%で日本円と変わらない。
外貨預金には為替相場の変動による利益や損失もあるが、株やFXと似たようなものである。
さて、本書を読み終えてから早速外貨積立預金を始めてみることにした。
購入したのは、米ドル・ユーロ・豪ドル・香港ドル・南アフリカランドの5種類で、とりあえず月2,000円ずつ(合計1万円)積み立てることにした。
為替手数料や金利なども考慮に入れているが、今後訪れる可能性の高い国や馴染みのある通貨がメインである。
僕は投資と言うよりも海外旅行のための貯蓄をする感じで外貨預金を購入していく予定で、頻繁な売買などは想定していない。
5年後にでも香港を訪れ、「気が付けば12万円くらい貯まっている。これで現地の生活費を賄おう」みたいな感じになればそれで良いのである。もちろん、増えていることに越したことはないが。
僕が利用している銀行は前述の通りソニー銀行だが、デビットカードの手数料は安いし、取扱通貨も多く(現在のところ12通貨)、ネット銀行だけあって為替手数料も比較的安いのでおすすめだ。
各国の通貨のレートにも詳しくなるし、外貨預金は海外旅行が好きな方には親和性が高いので、興味がある方は本書を一読して始めてみてはいかがだろうか。