死ぬ覚悟が出来ていれば、人は自由に生きられる。
引用:マハトマ・ガンジー
目次
はじめに
今回、南インドのケララ州には約2週間滞在した。
ケララ州の中ほどの国際空港があるコーチン(コチ)から入り、海沿いにケララ州を南下していったのだが、結論として、初めてのインド旅行でケララ州を選んだのは大正解だったように思う。
「God’s Own Country(神の恵み豊かな国)」と呼ばれるケララ州は、アラビア海、ヤシの木、そしてバックウォーターと呼ばれる水郷地帯からなる自然豊かで風光明媚な景色が特徴的だ。
ケララ州の料理は定番のインドカレーにケララ州の豊富なスパイスを使った料理、ライスに新鮮なシーフードなど、日本人の口にも合うし美味しい。
また、南インド人は穏やかで親切な人が多く、行く先々でジロジロと熱い視線を感じるものの、ぼったくりに遭うこともなかった(多分)。
インドでは酷い事件が起こっているのをたまにニュースで目にするし、僕も初めてのインドということでそれなりに覚悟をしていったのだが、思ったよりも治安は良いようで拍子抜けしたほどである。
今回の旅行中に危険を感じたのは迷子になったときと野犬がついてきたときくらいである。
アジアの他の国に比べても物価は非常に安く、海の近くでのんびりと長期滞在をしたい方にもおすすめだ。
デメリットと言えば、インドビザ取得が面倒くさいのと日本から少し遠いことを除いては、インドらしい汚さがあることくらいだろうか。
それに関しては高級ホテルにでも泊まってお金持ちの生活をしていればそれほど気にはならないだろう。
以下に今回の僕のケララ州旅行スケジュール(プラン)を過去のブログ記事と共にまとめてみたので、旅のモデルコースの1つとして参考にしていただければ幸いである。
1~5日目:コーチン(コチ)
AirAsia(エアアジア)の飛行機を利用して、関空からマレーシアのクアラルンプール国際空港経由で港町のコーチン(コチ)に到着。
コーチンではチャイニーズフィッシングネットやアラビア海に沈む夕日、そして植民地時代に建てられたコロニアル調の建物などが見どころだ。
特にコーチンの4つの地区の1つであるフォートコーチンは人も少なくて穏やかなので滞在するにはおすすめである。
6~8日目:アレッピー(アラップーラ)
コーチンからバスで南のアレッピー(アラップーラ)に移動する。
ケララ州では、アラビア海に沿って広がる川や湖からなる水郷地帯をボートで行くバックウォータークルーズが有名だが、その中心地となるアレッピーでは様々なボートツアーが楽しめる。
アレッピーではボートに乗ってケララ州の豊かな自然を眺めながらのんびりと過ごすと良いだろう。
9日目:クイロン(コーラム)
アレッピーからクイロン(コーラム)までは、観光客向けの公営ボートに乗って約8時間かけてバックウォータークルーズで移動した。
クイロンに到着したのは日が沈む頃だったので、次の目的地に移動する前に1泊滞在することにした。
クイロンの街は慌ただしいようなのでビーチ沿いのホテルに宿泊したのだが、5つ星ホテルにもかかわらず値段はリーズナブルでなかなか快適だったのでおすすめだ。
10~11日目:バルカラ(ヴァルカラ)
クイロンからオートリキシャに乗って南のバルカラ(ヴァルカラ)に移動。
バルカラは赤土の断崖とビーチのコントラストが美しいビーチリゾートだ。
人が少なくとてものんびりとしたビーチリゾートで、今回のケララ州の旅の中で一番優雅で快適な時間を過ごすことができた。
ケララ州に来たら是非訪れて欲しいおすすめのエリアだ。
12~14日目:コバーラム(コヴァーラム)
バルカラからオートリキシャでケララ州の最南端近くにあるコバーラム(コヴァーラム)に移動。
コバーラムはケララ州有数のビーチリゾートで、インドで一番綺麗なビーチがあることでも知られている。
当初はコバーラム中心部のビーチ近くに滞在する予定だったのだが、ホテルのアップグレードで、予期せずコバーラム南のチョワラ村にあるアーユルヴェーダリゾートに滞在することになった。
静かなビーチで、アラビア海を眺めながらのんびりと過ごす。
15日目:トリバンドラム(トリヴァンドラム、またはティルヴァナンタプラム)
ホテルが手配してくれたタクシーに乗り、コバーラムから近くのトリバンドラム(トリヴァンドラム、またはティルヴァナンタプラム)の街に移動。
トリバンドラムはケララ州の州都で、国際空港があるのでトリバンドラムからケララ州入りする人も多いだろう。
トリバンドラムでは翌日の早朝発の飛行機に乗るために1泊滞在した。
州都だけあって交通量が多くて騒がしい街並みだが、文化的な見どころも多い。
お役立ち情報
インドでは慢性的なお釣り不足なので、高額紙幣はホテルなどでこまめに崩しておこう。
インドはイギリスの植民地だったこともあって英語を話す人が多いが、話すスピードが速くてクセが強い人も多かったのでなかなか苦戦した。
ホテルなどインターネット環境はそれほど悪くなかったが、外出中もインターネットに接続したい方はWi-Fiルーターを持って行くと便利だ。
今回のケララ州旅行で宿泊したホテルをまとめてご紹介。