ネパールのカトマンズに滞在中、カトマンズの南に位置する古都パタンを訪れた。
パタンはサンスクリット語で「ラリトプル」(美の都)と言い、カトマンズの渓谷(カトマンズ盆地)の一部としてユネスコの世界遺産に登録されている。
まだまだネパール地震の影響が残っているが、旧王宮と数々の寺院が立ち並ぶパタンのダルバール広場には見どころも多い。
カトマンズからのアクセスも悪くないので、時間があれば是非訪れて欲しい。
目次
カトマンズのタメル地区からパタンへの行き方(アクセス)
カトマンズ中心部のタメル地区からパタンのダルバール広場まではタクシーを利用した。
所要時間は約30分、タクシー料金は700ルピー(約700円)だった。なお、タクシーに乗る際は値段を確認してから乗るようにしよう。
余談であるが、ネパール観光に際してガイドブックは『地球の歩き方 ネパールとヒマラヤトレッキング 2016~2017』を持参したのだが、ここ最近は物価が上がっているのか、2018年5月現在、ネパールでは全体的にこの本に載っている情報よりもタクシー料金は高かった(中にはぼられているのもあるかもしれないが)。
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パタンのダルバール広場を歩く
ダルバール広場に到着後、入り口にあるチケット売り場で入場料金(1,000ルピー)を支払う。
入場料金を支払って広場を進もうとすると、カトマンズの観光スポットではお馴染みのガイドらしき人が近寄ってくる。
機先を制して「I don’t need a guide(ガイドは要らないよ)」と言うと、「日本語が話せるガイドもいるんだぜ」などと返してきたが、再度断るとおとなしく引き下がってくれた。
ネパール地震が起きたのはもう3年以上も前だが、地震の被害はかなり大きいようで、寺院はまだまだ修復中のものが多いのが残念だ(2018年5月現在)。
日本が資金協力をしているようで、修復中の寺院の前には日本の国旗も掲げられている。
カトマンズに来てからというもの、日本人観光客を見ると頼んでもいないのに勝手にサービスを提供して後からお金を要求してくるネパール人に僕はうんざりしていた(他国からの観光客に対しても同様かもしれないが)。
資金協力と言い、一方的に与えすぎな気がして日の丸を見るとなんだか虚しくなってくる。
パタンのダルバール広場は寺院の数こそ多いものの、修復中の寺院も多いし、カトマンズのダルバール広場に比べると小ぶりなので見て回るのにそれほど時間はかからないだろう。
パタン博物館
ダルバール広場にある旧王宮の一部がパタン博物館となっている。
博物館の中にはヒンズー教や仏教の神像などが展示されていてなかなか面白い。
中庭にはカフェもあるので、歴史的な建築物を眺めながらのんびりと過ごすのも良いだろう。
日本人経営のお土産屋さん「ネパールガネーシャ」
ダルバール広場を北に抜けると、右側に「ネパールガネーシャ」というお土産屋さんがある。
日本人が経営するお土産屋さんなので、明瞭会計でぼったくりに遭う心配がないのが嬉しい。
ここでネパールのクッキーやチョコレート、ヒンズー教の神々の小さな像などをお土産に購入した。
ダルバール広場沿いのレストラン
ダルバール広場の南にあるチケット売場から道路を挟んだ向かい側の建物の中にレストランがあったので休憩がてら入ってみることにした。
店内からはクリシュナ寺院とダルバール広場が見渡せる。
観光客が多いだけあって値段は少々高めだが、モモ(ネワール料理、またはチベット料理)とネパールビールをいただいた。
台湾の小籠包と同じく、モモは小腹が空いたときやビールのおつまみとして食べるには最高の料理だ。
ダルバール広場を眺めながらの食事は快適で、ここでランチを取るのも良さそうだ。
レストランでゆっくりと過ごした後、再びタクシーに乗り込んでパタンを後にした。
パタンのダルバール広場の観光情報
入場料金:1,000ルピー
営業時間:10:30~17:30(パタン博物館)
住所と地図:Patan Durbar Square, Patan, Nepal
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。