はじめに
ネパールの首都カトマンズに滞在中、カトマンズの街の西にあるスワヤンブナート(英語表記:Swayambhunath)を訪れた。
スワヤンブナートはネパール最古の仏教寺院と言われ、「カトマンズの渓谷」の一部としてユネスコ世界遺産にも登録されている。
カトマンズ中心部からのアクセスも容易で、丘の上にある寺院からはカトマンズの街が一望できるので、カトマンズに来たらダルバール広場と合わせてまず訪れたい観光スポットだ。
スワヤンブナートへの行き方(アクセス)
スワヤンブナートはカトマンズの中心部から西に3kmほどの場所にあるので、徒歩でアクセス可能だ。
僕はカトマンズの街を散歩がてら歩いて行ったのだが、カトマンズの街の砂埃が苦手な方はタクシーを利用すると良いだろう。タクシー料金は数百ルピー(数百円)程度だ。
石段を登ってスワヤンブナートの仏塔へ
川を越えてしばらく歩くと、丘の上に建つ寺院の入り口が見えてきた。
スワヤンブナートは別名「モンキーテンプル」とも呼ばれており、あちらこちらに猿を見かける。
海外ではよく野犬に追いかけられるのだが、何も食べ物を持っていなかったせいか、猿が近寄ってくることはなかった。
寺院に行くには400段近くある参道の石段を登っていかなければならない。
スワヤンブナートの入場料金は200ルピー(約200円)で、階段の途中にある事務所で支払えば良い。
石段を登り切ったところには、黄金の仏塔(ストゥーパ)がそびえ立っている。
仏塔の四面には、ブッダの5番目の眼、知恵の眼を表しているブッダアイが描かれており、仏塔からはタルチョー(タルチョ)と呼ばれるチベットの5色の祈祷旗が四方八方に伸びている。
仏教と言うのは国によって違いがあって面白い。
右回りが原始仏教以来の作法なので、ネパールの仏教寺院を歩くときは右肩を仏塔に向けて歩こう。
2015年のネパール地震によってカトマンズの寺院も損傷が激しいところが多いが、仏塔は頑丈なのか、スワヤンブナートは他の観光スポットに比べると地震の影響はそこまで大きくないように思えた。
仏塔近くの展望台からカトマンズの街が一望できるのも、丘の上にあるスワヤンブナートの魅力だ。
寺院を観光中に雲行きが怪しくなってきてほどなくして雨が降ってきたので、急いで石段を駆け下りて客待ちのタクシーに乗り込み寺院を後にした。
寺院近くのレストラン
カトマンズの街からスワヤンブナートに向かう道中、仏塔の姿が遠くに見えてきた辺りに「ニルヴァーナ(Nirvana)」という眺めの良いレストラン(カフェ)がある。
スワヤンブナートを観光する前にこのレストランでランチにネパール料理のセットメニューをいただいたのが、なかなか美味しかった。
店員はフレンドリーで親切だし、オープンテラス席からの眺めも良いのでおすすめだ。徒歩でスワヤンブナートに行く方は道中にでも立ち寄って欲しい。
スワヤンブナートの観光情報
入場料金:200ルピー
アクセス:カトマンズの中心部から徒歩約30分(約3km)
住所と地図:Manjushree Marg, Kathmandu, Nepal
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。