はじめに
トリバンドラム(トリヴァンドラム、またはティルヴァナンタプラム)は南インドケララ州の南端近くに位置するケララ州の州都である。
トリバンドラムの街から近いビーチリゾート・コバーラム(コヴァーラム)近郊のホテルに滞在した後、インドの次の目的地であるネパールに向かう飛行機に乗るため、国際空港があるトリバンドラムに1泊することにした。
昼過ぎにタクシーでトリバンドラムの市街地にあるホテルに到着後、せっかくなのでトリバンドラムの街を歩いてみることにした。
トリバンドラムの街並み(観光スポット)
トリバンドラムの街は線路を挟んで北側の新市街と南側の旧市街に分かれており、南側の旧市街には、トリバンドラムの象徴とも言えるパドマナーバスワーミ寺院がある。
この寺院にはヴィシュヌ神が祀られているが、残念ながらヒンズー教徒以外は中に入ることができない。ヒンズー教はどうも異教徒に厳しいようである。
パドマナーバスワーミ寺院に続く参道には、プーテン・マリガ宮殿博物館の入り口がある。
この博物館はかつてマハーラージャ(王様)が住んでいた宮殿らしい。
寺院近くではバザールが開かれている。さすが州都だけあって、人も交通量も多い。
寺院を後にし、線路を越えて北側の新市街を歩いてみることにした。
この日の天気は快晴で、とにかく暑い。車やバイクが所狭しと走っているからだろうか、近郊のビーチリゾートよりも暑く感じる。
トリバンドラムのメインストリートであるMGロードをしばらく北に歩くと、右手にセント・ジョセフ教会が見えてきた。
教会からさらに北に進むと博物館や動物園などが集まる文化公園があるようだが、この近辺まで来たところで、身体は汗だくになっていてとにかく暑くてたまらなかったので、オートリキシャに乗ってホテルに戻ることにした。
どうも、都会にも文化的な観光にもあまり興味がない僕にはトリバンドラムは合わないようだ。
僕と同じように都会嫌いの方は、トリバンドラムの観光はそこそこにして近郊のビーチリゾート・コバーラムでのんびりと過ごす方が良いように思う。
トリバンドラムのおすすめホテル「アポロ ディモーラ(Apollo Dimora)」
トリバンドラムで滞在したホテルが市内中心部にある「アポロ ディモーラ(Apollo Dimora)」。
駅前のロータリーとバススタンドの近くにあって非常に便利な立地だ。宿泊料金は4つ星ホテルにもかかわらず1泊2,600円程度とかなり安かった。
室内はちょっとおしゃれなビジネスホテルと言った雰囲気で、なかなか過ごしやすかった。
ホテルの1階にあるレストランではビュッフェ形式の夕食をいただくことができる。
夕食の料金は約1,000ルピー(1,600円くらい)とやや高めだが、豊富な種類のインド料理があって、なかなか美味しかった。
翌日の早朝発のフライトに備えて、夕食後は早めに就寝することにした。
「アポロ ディモーラ」、トリバンドラムでホテルを探している方にははおすすめだ。
ホテルから空港へタクシーで向かう
翌朝、空港に向かうために午前2時頃に起きたのだが、フロントスタッフにタクシーがあるか聞いてみたところ、ホテルタクシーを手配してくれた。
市街地中心部にあるホテルからトリバンドラム国際空港までの料金は数百ルピー程度だった。
タクシーに乗ってホテルを出発。深夜にもかかわらず、ホテル前にはオートリキシャが数台たむろしていた。
ケララ州は比較的治安が良いので大丈夫だと思うが、深夜に見るオートリキシャの運転手は妙に怖く感じる。深夜は人通りも少ないし、不安な方はホテルタクシーにした方が良いかもしれない。
トリバンドラムはわずか1日の滞在だったが、観光客が次の目的地に向かうために立ち寄る場所と言った感じで、何日間も滞在したいとは思わなかった。
デリー経由でネパールのカトマンズに向かうため、トリバンドラム国際空港で飛行機に乗り込み、インドを後にした。