僕がブログを始めて早くも1年半以上がたつのだが、今回はブログの魅力について書いてみたいと思う。
副業でブログでも始めようかと思っている人も多いことだろう。しかし、多くの人は実際に始めることがなかったり、せっかく始めても継続するのが面倒くさかったり稼げなかったりですぐにやめてしまう。
ブログでの収益は主にグーグルアドセンス(Google AdSense)やアフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)などが配信する広告によるものだが、ブログで稼げる収益はブログのジャンルや更新頻度、広告の種類や配置、運営している人の資質によっても大きく変わってくる。
参考までに僕の場合は、1~2日に1記事程度の投稿ペースで1年間以上続けてようやく月数千円稼げるようになった。ちなみに目標は月数十万円なので道のりは果てしなく長い。収益はほとんどがグーグルアドセンスからだ。
「月数千円くらいならバイトした方がマシだ」と言う人もいるだろうが、それはあまりにも短絡的な考え方のように思う。
ブログのメリットとして、ブログを継続していると、文章能力はもちろんのこと、情報収集力や分析力、思考力、さらにはIT能力など、ビジネス(勉強にも)に役立つ様々な能力が鍛えられる。
コンビニやマクド(関東ではマックと言いますね)でバイトしたところで、そりゃ多少は役に立つであろうが、その仕事のほとんどはルーティーンでそれほど頭を使わないので、社会人になってからそれほど役に立つとは思えない。
また、自分の好きなことをブログに書いてすぐに収益になるというのは素晴らしいことだ。
例えば、ブロガーと同じく文章を書く仕事として小説家を例に考えてみよう。
小説家として本を出版してお金を稼ごうと思ったら、まずは出版社と契約しなければならない。そのためには賞でも受賞する必要があるだろう。
小説を1冊書くだけでもかなりの時間がかかりそうだし、賞を受賞してデビューするまでには上手くいっても数年はかかりそうだ。一生出版できないという人も多いだろう。
僕も業界のことは詳しくないが、この文章を書いている何年間もの期間は無収入だろう。しかし、ブログはプロであるか否かにかかわらず、1記事からでもすぐに収益化できる。
僕も、ブログを始めた頃はなかなか収益が上がらなかったが、「1年間無収入で小説を書いているのと思えば良い。記事を書くことに集中しよう」と思いながらブログを続けてきた。
月数千円だと馬鹿らしくなるかもしれないが、ブログ運営にかかる最低限の費用(サーバー代やドメイン代)は月千円もあれば十分なので、他に経費をかけていなければそのほとんどは利益となる。
何年間もかけて1円の利益も上がらないビジネスもあるのだ。利益率を考えると、ブログは優れたビジネスモデルと言える。
確かに個人ブログで月数十万円稼ぐような人はほんの一握りかもしれない。アクセス数と収益を増やしていくためには地道にコツコツと継続していかなければならないが、そんなものはどこの世界でも似たような事情である。
僕がブログを始めた理由は、元々作家に憧れていて文章を書きたかったのもあるが、当時頻繁に旅行に出かけていて、せっかくなので旅先で撮った写真を文章と共に記録に残したいと思っていたことが主な理由だ。一人旅だと旅先のホテルなどで時間を持て余すという理由もある。
僕はそれまでにも自分の会社のウェブサイトを制作していたし、ウェブデザインも独学だけでなく学校にも通って勉強していたので、自分のブログを開設するのにもそれほど苦労はしなかった。
文章を書くのが好き+記事ネタがある+IT(ウェブ)知識があるという僕にとっては、ブログは最適な副業だったわけだ。
初心者の方であればブログを開設するまでが一番苦労するかもしれないが、今ではワードプレス(WordPress)などを使えばHTMLやCSS、プログラミングなどの知識はなくても自分のブログを開設するのは簡単なので、ブログに興味がある人はとりあえず始めてみることをおすすめする。続けていくうちに、知識は自然とついてくるものだ。
書くネタは探せば無数にあるだろうが、継続する秘訣はやっぱり自分の好きなことや得意なことを書くことだと思う。稼ぐことが一番の動機になってしまうと、なかなか収益が伸びないときにモチベーションを保つことが難しい。
「ブロガーという響きが格好悪い」そう思われる方もいるかもしれない。
僕も知識がなかった頃であればブログやアフィリエイトなどイマイチ胡散臭くて小馬鹿にしていたのだが、考えてみると、以前まではテレビや新聞、雑誌などの大手メディアしかできなかったことをインターネットを介して個人がやるようになったに過ぎない。
その反面、ブロガーやYouTuberが投稿する内容は玉石混交で、中には信用できないものやくだらないものも多いが、それはシステムの問題と言うよりも個人の資質の問題である。
僕も稼げるようになったとしても職業が「ブロガー」なんてしばらくは恥ずかしくて言えそうもないが(できれば作家とか写真家が良い)、インターネットを使って情報収集する人やショッピングする人が増える世の中で、形が変わることはあっても無くなる仕事だとは思えない。
自分の好きな場所で好きな時間に好きなことを書いてお金を稼げるブログにはまだまだ大きな可能性を感じる。
僕はそもそも会社や組織に属するのが大嫌いなので、ブログを含むインターネットや仮想通貨など、非中央集権的なものには妙に心が惹かれるのだ。
僕のブログもまだまだスローペースでしかアクセス数と収益は増えていかないが、いつか爆発的に増えることを夢見て、地道にコツコツと続けていきたいと思う。