はじめに
ポカラ滞在中にワールドピースパゴダ(World Peace Pagoda、日本名は日本山妙法寺)を訪れた。
ワールドピースパゴダはフェワ湖の南側にある標高1,113mの丘の上に建つ仏教施設で、日本の仏教団体によって建立されたものらしい。
ワールドピースパゴダはフェワ湖とヒマラヤを一望できる絶景スポットとして知られ、ポカラからの日帰りハイキングコースとしても人気がある。
前日に訪れたサランコットの丘に続いてワールドピースパゴダにもヒマラヤを見るために訪れたのだが、先に結論から言ってしまうと、景色を楽しむのであれば個人的にはワールドピースパゴダよりもサランコットの丘の方をおすすめする。
ワールドピースパゴダへの行き方(アクセス)
僕はポカラではのんびりと過ごすのが目的だったので、滞在しているレイクサイドからワールドピースパゴダまではタクシーを利用した。トレッキングに興味がある方は歩いて行くのも良いだろう。
この日はレイクサイドからワールドピースパゴダへ行って、帰りにデヴィズ・フォール(Devi’s Fall)という滝に寄ってレイクサイドまで戻るというルートで、タクシー料金は2,000ルピー(約2,000円)だった。
余談であるが、僕が乗ったタクシーはMarutiという聞いたことのないメーカーのものだった(ポカラではよく目にする)。
Marutiの文字の下にはSuzukiと書かれていたので後から気になって調べてみたところ、どうやら「マルチ・スズキ(Maruti Suzuki)」というスズキのインドにおける子会社らしい。日本の自動車メーカーの底知れぬ力を感じる。
いざ、ワールドピースパゴダへ
小ぶりなマルチ・スズキのタクシーは景色の良い丘の上の狭い道をしばらく走り、ワールドピースパゴダの麓に到着。

ワールドピースパゴダへと続く階段
駐車場でタクシーを降りて階段をしばらく上ると、「日本山妙法寺」と書かれた入り口の門が見えてきた。

日本語で書かれた門がある
フェワ湖のほとりからも見ることができる真っ白なワールドピースパゴダはポカラでも一際目立つ建物だ。

真っ白なワールドピースパゴダ
パゴダの隣には「南無妙法蓮華経」の碑がある。

「南無妙法蓮華経」の碑
日本語の文章も刻まれていて、ネパールにもかかわらず思ったよりも日本を感じる。

日本人だけど何て書いてあるかはよく分からない
ワールドピースパゴダには四方に四体の金色の仏像が祀られている。

白い建物に金の仏像が映える
ここのところヒンズー教寺院やネパールの仏教寺院ばかり見ていたので、日本らしい仏像がなんだか妙に新鮮に感じる。

天上天下唯我独尊

日本らしい仏像だ

個人的に好きなスリーピングブッダ
ワールドピースパゴダからはフェワ湖とその奥に広がるヒマラヤの絶景を望むことができる。

ワールドピースパゴダからの景色
残念ながら、この日も昼過ぎにやってきたのでサランコットの丘と同じくヒマラヤは雲に隠れていて見ることができなかった。ヒマラヤを見たいのであれば空気の澄んでいる早朝に訪れることをおすすめする。

昼過ぎは雲がかかっていることが多い
パゴダ近くのカフェで休憩
ワールドピースパゴダを見物した後、入り口近くにあるカフェ(レストラン)で一休みすることにした。
パゴダの周辺には景色の良いカフェやレストランがいくつかあるので、くつろぎながらフェワ湖とヒマラヤの眺望をゆっくりと楽しむのがおすすめだ。

眺めの良いカフェが立ち並ぶ
観光客で賑わっているワールドピースパゴダとは異なりカフェの上の席には他に誰もお客さんはおらず、カフェラテを飲みながらフェワ湖とヒマラヤの絶景を独り占めすることができた。

カフェからの景色。ワールドピースパゴダよりも良い景色かも?

反対側には素朴な山あいの風景が広がる
カフェでゆっくりと景色を楽しんだ後、再びタクシーに乗り込み、丘を下って次の目的地であるデヴィズ・フォールへと向かうことにした。
住所と地図
West side of Phewa Tal, Pokhara