はじめに
ポカラ滞在中、サランコット(サランコットの丘)を訪れた。
サランコットはポカラのフェワ湖の北に位置する標高1,592mの高地にある村で、ヒマラヤの展望が美しい場所として知られている。
サランコットへの行き方(アクセス)
ポカラのレイクサイドからサランコットまでは歩いて3時間くらいのようなので、日帰りのトレッキングにも最適だ。
僕は今回ネパールにはトレッキング目的で訪れたわけではないので、サランコットまではタクシーを利用した(日中は暑いし)。
ポカラのレイクサイドからサランコットまでのタクシー料金は往復で2,000ルピー(約2,000円)だった。タクシーは追加料金なしで待っていてくれるので、歩いて帰るというのでもなければ往復にした方が良いだろう。
サランコットに到着後、展望台を目指す
タクシーは狭くて険しい山道を走り、30分くらいでサランコットに到着した。
サランコットは小さな村だが、観光客がよく訪れるのか意外にもホテル(ゲストハウス)が多い印象だ。
駐車場でタクシーを降り、階段を上って展望台を目指す。
日差しが照りつける暑さの中、ひいひい言いながらしばらく歩くと展望台が見えてきた。
展望台の近くにはヒンズー教の神様が祀られている。
展望台に登ってヒマラヤの山々を望む。
サランコットの丘からはポカラの象徴であるマチャプチャレを含めたヒマラヤのアンナプルナ連峰を間近に望むことができるらしいのだが、残念ながらこの日は雲がかっていてヒマラヤを見ることはできなかった。
ちなみに雪がかかっていて白く、緑の山々の向こうにそびえ立つのがヒマラヤだ。
朝は天気が良くてホテルからでもヒマラヤを見ることができたのだが、どうも昼になると雲がかかることが多いようである。
ヒマラヤを綺麗に見たいのであれば、午前中に来ることをおすすめする。日の出も美しいだろうし、サランコットのホテルに1泊して終日ヒマラヤの眺望を満喫するのも良いかもしれない。
ヒマラヤの反対側にはポカラの街とフェワ湖を見下ろすことができる。
空にはたくさんのパラグライダーも飛んでいた。
僕は高所恐怖症なのでとてもじゃないができない(展望台でも十分怖い)が、上空から眺めるヒマラヤ山脈と湖の景色はきっと最高だろう。
丘の上にある展望の良いレストランでランチ
展望台を降りた後、展望台近くにあるレストランでランチを取ることにした。
2階のテラス席に座ってネパールターリー(ダルバート)をオーダー。
ターリーにはベジセットとノンベジセットがあり、ベジセットにはライス、カレー、ダル、ピクルスが入っており、ノンベジセットにはそれに加えてチキンが入っている。
肉食派の僕はノンベジセットを頼んだつもりだったのだが、なぜかでてきたのはベジセットだった。店員は親切だがあまり英語が話せないおばあちゃんだったので、通じていないか忘れていたのかもしれない。
しかし、ベジセットの味はなかなか美味しく、健康的だし軽めのランチには丁度良かった。
観光客が少ないシーズンなのか、2階のテラス席には僕以外誰もいなかった。
ネパール料理に舌鼓を打ちながら、美しいポカラの景色を独り占めする。
このレストランから見える景色は主にヒマラヤとは反対側のレイクサイドの方角だが、観光客が集まっている展望台よりものんびりとできて良い。
この日は展望台からヒマラヤを見ることができなかったのが心残りではあるが、それでも高地からの美しい景色と美味しいネパール料理に満足して、再びタクシーに乗り込んでサランコットを後にした。
サランコットの丘、ポカラに来たら是非一度は訪れて欲しいおすすめの観光スポットだ。
住所と地図
Sarangkot, Pokhara