はじめに
僕「ちょっとネパール行ってくる」
母「この前飛行機墜落してたやん」
ネパールでは飛行機事故が多いらしい。どうやら、標高が高い場所に空港があるのが一因のようだ。
一抹の不安を覚えながらも、ネパールの首都カトマンズから第2の都市ポカラまで飛行機で移動してきたので以下にご紹介したい。
なお、カトマンズからポカラまではバスで移動する方法もあるが、約8時間もかかる上に悪路でかなり揺れるようなので今回は利用を見送った。
カトマンズ⇔ポカラ間の航空券の予約
カトマンズからポカラまではネパールの航空会社であるイエティ航空(Yeti Airlines)が1日数便運航している。
フライト時間は約25分だが、料金は約110USドル(12,000円くらい)とバスに比べるとかなり高い(ちなみにバスだと数百円程度らしい)。
航空券の予約はイエティ航空のホームページから行った。日本語表記はないが、予約は思ったよりも簡単だった。
予約が完了すると、Eチケット(電子航空券)がメールで送られてくる。メールには「printed copy」を空港に持参してくださいとの旨が記載されており、航空券を印刷する必要があるのかと思ったが、スマホの画面を見せるだけで問題はなかった。
カスタマーサービスに問い合わせてみたところすぐに返信が返ってきて、失礼だが意外にもしっかりとした航空会社だという印象を受けた。
いざイエティ航空の飛行機に搭乗
ポカラ行きの飛行機に乗るために、カトマンズにあるトリブバン国際空港の国内線ターミナルへ向かう。
空港には2時間前に到着したのだが、チェックインが始まったのは出発1時間前だった。やることもないのでコーヒーを飲んで時間を潰す。
余談であるが、ネパール人は相変わらず後ろから突っ込んでくるし、平気で列に割り込んでくる。このような国民性のようなのでイライラしたら負けである。
出発ゲートから飛行機まではバスで向かう。意外にも人は少ないな・・・と思ったのだが、飛行機を見て納得した。
まるで沖縄の小さな離島にでも向かうかのようなプロペラ機である。いや、それよりも小さい。今までの人生の中で一番の小型機かもしれない。
1Aの一番前の席だったのだが、荷物を収納するスペースはないし、左側の席は驚きのシングルシートだ。最近ネパールで起きた飛行機事故のこともあって、久しぶりに飛行機の中で恐怖を感じた。
しかし、飛行機は無事にトリブバン国際空港を離陸。
約25分の短いフライトにもかかわらず、機内ではキャンディ、ピーナッツ、そしてドリンク(ファンタをいただいた)のサービスがあった。狭い機内を動き回るキャビンアテンダントのお姉さんも大変そうだ。
ピーナッツをポリポリと食べている間に、飛行機はポカラ空港に到着した。
ポカラ空港はネパール第2の都市にある空港とは思えないほど素朴で小さな空港だ。荷物も手渡しだし、こちらも沖縄の小さな離島を思い出させる。心なしか、カトマンズの空港とは違って乗客もみんなのんびりとしているように見えた。
空港に到着後、客待ちをしているタクシーに乗り込んでレイクサイドにあるホテルへと向かった。
まとめ
当初の心配をよそに、イエティ航空でのフライトはスムーズで快適なものだった。
旅気分を味わうためにはバスで長時間かけてポカラに行くのも良いかもしれないが、かなりの悪路みたいだし、バスの方が事故の確率は高いのではないだろうか。
小さなプロペラ機に素朴な空港はなかなか味があったので、予算に余裕がある方は是非飛行機を利用してみて欲しい。もちろん、事故があっても責任が負えないのは言うまでもない。