インドは大丈夫?海外旅行で下痢になる(お腹を壊す)原因・理由
「インド=お腹を壊す」というイメージがあるようで、実際にインドに行って下痢になったりお腹を壊したりという話をよく聞く。
僕も今回が初めてのインド旅行だったので出かける前は心配していたのだが、インドに来てから一週間が経過したところ、お腹を壊すどころかむしろ調子が良い。インド人ではない自分でもびっくりである。
以下にその理由を分析してみたので、あくまでも個人的な見解として参考にして欲しい。
なお、インドに来てからお腹の調子が良いというのは日本で生活しているときと比べて特段に調子が良いという意味ではなく、他国に滞在しているときと比べてという意味である。
幸いなことにこれまで重症になった経験はないのだが、海外旅行中に下痢になる(お腹を壊す)原因を分析してみると、大きく分けて以下の3つの原因が考えられた。
- お酒を飲み過ぎる(要は暴飲)
- 辛い物を食べ過ぎる(要は暴食)
- 水が合わない
以下、順番に見ていこう。
お酒を飲み過ぎる
これが下痢になる一番の原因だと思っている。お酒を飲み過ぎると下痢になるのは日本でも同じことだ。
旅行中はついついお酒を飲み過ぎてしまうのだが、ヒンズー教徒が多くの割合を占めるインドはお酒に厳しいお国柄らしく、お酒を提供しているレストランやお店は多くない。
僕が滞在していた南インドのケララ州も、他の海外のリゾート地のようにそこら中にバーが立ち並ぶこともなく夜は静かな印象だった。
なので、インド滞在中は夜な夜な飲み歩くということはなく、せいぜいお酒を提供しているレストランでディナーがてらにビール(キングフィッシャー)を1~2本飲むくらいである。
ちなみにケララ州も近いうちに禁酒州になるらしいが、お酒はそれなりに好きだけれども酔っ払いが嫌いな僕にとっては、お酒はなかったらなかったで良いと思っている。
辛い物を食べ過ぎる
僕は辛い物が大好きなので、スパイシーな料理が多い国に行くとついつい食べ過ぎてしまう。
辛い物は胃に対する刺激が強いので、翌日は当たり前のようにお腹が緩くなる。
以前タイに滞在中、マンゴーに唐辛子をかけたものが美味しくてビールを飲みながらパクパク食べていたのだが、翌日は何度もトイレに行く羽目になってしまった(これはタイ人でも同様らしい)。
インドと言えばカレーが有名だが、そこまで辛い料理は多くないので、必然的にお腹が緩くなる機会も少なくなる。
南インドのケララ州はスパイスの種類が豊富で、料理には様々なスパイスが使われているが、元々インド料理が好きな僕は食べ慣れていることもあってか、スパイスが原因で腹痛になることもないようだ。
ちなみに、インドに限らず海外旅行中は生もの(果物は除く)は極力食べないようにしている。
水が合わない
日本の水道水の品質は高すぎるので、海外の水が原因でお腹を壊す人も多いだろう。
僕も初めて訪れた海外であるオーストラリアでは当初お腹の調子が悪くなることも多かった(オーストラリアの水は硬水で日本と異なるらしい)。
海外旅行中、水道水は直接飲むことはないので大丈夫なのだが、料理に使われている水が気になる。
インドでは滞在しているホテルやそれなりのホテルに入っているレストランで食事をすることが多く、料理に使っている水にも気を遣っているようで問題はなかった。
地元の食堂らしきところで食事をする機会もあったが、飲み物はできるだけボトルに入っているものを飲むようにしているのでこちらも大丈夫だった。
海外で飲み水に気を付けるのは当然だが、あまり神経質になる必要もないような気がした。
アフリカの貧困地域では茶色い水を飲んでいる子供たちもいるのだ。このくらいでやられるわけにはいかない。
どれだけ貧困であっても上質な水道水がたらふく飲める日本人に生まれて良かったと改めて思う。
結論
あくまでも僕の場合だが、食べ物と飲み物にそれなりに気を付けていればインドでは下痢になったりお腹を壊したりすることはないようだ。
どうも、これまで色々な国を旅して胃袋がかなり鍛え上げられているようである。
また、病院に行くほどの重症でなければ多少下痢になるくらいは何でもない。トイレに行けば良い話である。
悪名高いガンジス川で泳いだわけでもないのでまだインドの本当の恐ろしさを知らないだけかもしれないが、現時点では「インド、恐るるに足らず!」と言えるだろう。