南インドケララ州のフォートコーチン(コチ)から、南に約64kmのところにあるアレッピー(アラップーラ)までバスを使って行ってきたので、以下に行き方(アクセス)とバスの乗り方をご紹介したい。
まずはコーチンのエルナクラム地区にあるKSRTCバスステーションへ
アレッピー行きのバスはコーチンのエルナクラム地区にあるKSRTCバスステーションから発車する。
この日、僕は滞在しているフォートコーチンからエルナクラムのKSRTCバスステーションまでオートリキシャを利用して移動した。
オートリキシャの料金は約300ルピー(500円くらい)だった。日本人にしたら距離の割に大したことはない値段なのだが、インドの物価に慣れてくると結構な金額に感じる。
ちなみに、フォートコーチンのボート・ジェッティーからボート(フェリー)を利用してエルナクラムに渡るともっと安く行けると思うので、節約したい方はこちらを利用すると良いだろう。
オートリキシャはフォートコーチンから2つの橋を渡ってエルナクラムへと向かう。
エルナクラムはインドらしいゴミゴミとした街で、あまり滞在はしたくないという印象を受ける。
オートリキシャはエルナクラムの渋滞を抜けてKSRTCバスステーションに到着した。
コーチンからアレッピーに向かうバスに乗車
バスステーションの建物の裏側(横側)まで進むとアレッピー行きのバスがあった。
英語表記が少なくてどのバスか分かりづらいが、インフォメーションカウンターのようなものがあって聞いたら教えてくれる。
無事にアレッピー行きのバスに乗り込み、乗務員のおじさんの指示通りにバスの前方、ドライバー席の横にある荷物置き場にスーツケースを置いてから席に座る。
コーチンのエルナクラムからアレッピーまでのバス料金は58ルピーだった。バス料金は車内で乗務員が徴収に来る。
ドアが開いたまま、ぎゅうぎゅう詰めで立ち乗りしているインドの街中を走るバスみたいだったらどうしようかと思ったのだが、車内は思ったよりも空いていた。
しかし、アレッピーまでの道中に次々と人が乗ってきて、車内はほどなく満席となった。
僕が座っている3人がけの席に太ったおじさん2人が座ってきて完全にすし詰め状態になったが、隣のおじさんはフレンドリーに話しかけてきたりと、日本の満員電車のような険悪な雰囲気はない。
おじさん「仕事は何をしているんだい?」
ただ単に話すネタがないからかもしれないが、インド人はよくこの質問をしてくる。
僕「IT会社を経営しています。」
とりあえずインド人受けしそうな業種で日本のカースト制度の上位にいることをアピールしてみた。ITをフル活用して仕事をしているので間違いではない。
それはともかく、バスの車内で身動きができない中、窓際の席で日光があたって暑いわバスは揺れるわで少々気分が悪くなりながらも、バスは2時間くらい走ってようやくアレッピーのKSRTCバスステーションに到着した。
アレッピーでバスを降りる人は多いので分かりやすいと思う。
なお、この日は隣に座った人たちの目的地もアレッピーであり、降りる場所を親切に教えてくれた。南インドは想像以上に良い人が多い。