9月のリペ島は過ごしやすい。暑すぎる訳でもなく、寒くなりすぎることもない。さすがに日中は日差しが強いが、夕方は過ごしやすくて快適だ。タイはこの時期雨季なので、バンコクなどは毎日のように雨が降るが、リペ島の天気はまさに変わりやすい離島の天気で、雨が降ってもすぐに止んだりする。
リペ島を散策してきた。リペ島のビーチ沿いにはリゾートホテルが立ち並ぶが、島の内部には現地の人たちが住むお世辞にも綺麗とは言えない古い家が立ち並ぶ。タイの田舎の風景だ。島内には学校や警察署、病院まである。
リペ島はタイの最南端にあり、タイの南部では最近よく爆発テロが起こっているので心配になる人もいるかもしれない。でも安心してほしい。リペ島はとても平和な島で、住んでいる人たちはみんな穏やかで優しい。怖い目にあったのは夜中犬が吠えて向かってきたことくらいだ。とても小さな島で逃げるのも容易ではないだろうから、こんなところでテロは起きないだろう。そう信じたい。
島の中心部にあるウォーキングストリートまでは滞在しているホテル(マウンテンリゾート)から歩いて10~15分程度だろうか。ウォーキングストリートにはレストランやバー、土産物屋、マッサージ店、ダイビングショップなどが立ち並ぶ。薬局やセブンイレブンもあるので生活必需品は揃うだろう。リペ島には蚊が多く、短パンとサンダルで過ごしていると噛まれまくるので薬局で蚊除けスプレーを購入することをお勧めする。
両替所は開いていなかったが、ATMがいくつかあるのでデビットカードがあればお金は引き出せるだろう。クレジットカードは使っていないので分からないが、対応しているところは多くなさそうだ。いずれにしてもリペ島に来る前にタイバーツの現金は多めに用意しておいた方が安心だろう。
オフシーズンなのもあるだろうが、ウォーキングストリートを歩いている人はまばらで、レストランやバーも広い割にお客さんは2~3組といったところも多い。とてものんびりしている。日本人はほとんどおらず(まだ1人も会っていない)、観光客はヨーロッパ人かお決まりの中国人が多い。マレーシアから近いので特にオンシーズンはマレーシアからの観光客も多いようだ。
ウォーキングストリートを西側に抜けるとパタヤビーチがある。ホテルも多く利便性も良いのであまり歩きたくない人はここに宿泊するのが良いかもしれない。オフシーズンなのでビーチにもそれほど人はいなかったが、やはりウォーキングストリートが近いこともあり他のビーチに比べると賑やかな印象だ。
ちなみにリペ島にもタクシー(サイドカー付きのバイク)があって何度か利用したが全て50バーツだった。小さな島なので一律価格なのだろう。
島の東にはサンライズビーチ。僕が宿泊しているマウンテンリゾートはこのビーチの端っこにある。島で一番大きなビーチで、長い砂浜が続く。
島の北側にはサンセットビーチ。市街地からは一番遠く、ひっそりとした雰囲気。その名の通り太陽がこちら側に沈むのでのんびりと夕焼けを眺めに来るのには良いかもしれない。
リペ島には大きく分けて3つのビーチがあるが、僕が一番好きなのはサンライズビーチだ。ホテルから近く毎日眺めているので愛着が湧いているのもあるかもしれないが、パタヤビーチほど賑やかでもなく、サンセットビーチほどひっそりともしておらず丁度良い。長い砂浜が続くので、夕暮れ時にウォーキングやランニングをするのにも最高だ。