大神島に着いてから、まずは港のすぐ近くにある「おぷゆう食堂」へと向かう。おぷゆう食堂は島唯一の食堂で、ここが民宿も兼ねている。

大神島の港

おぷゆう食堂
食堂が入っている建物の奥の方に泊まるためのスペースがある。建物自体新しいので、部屋は綺麗でこじんまりとしている。部屋にはエアコンが付いていて、コンセントもある。バスタオルやティッシュ、ドライヤーなんかも置いてあった。
大神島に何度も訪れた事があり島の環境をそれなりに知っている僕としては、宿泊施設に大したものは期待しておらず、ただ寝るためのスペースがあれば良いと考えていたので、これだけあれば十分だ。部屋の中に蟻が結構入ってくるのが残念だが、まぁ、離島の生活なんてそんなものだろう。
宿泊料金は朝食付きで1泊4,000円。晩ご飯は付いていないが、隣の食堂で食べることが出来る。ちなみに宿泊予約は電話でしか受け付けていないようだ。連絡先は大神島ホームページに載っている。

大神島民宿の部屋
シャワーとトイレは建物の隣に設置されている。シャワー室にはシャンプーやリンスも置いてあったが、今回、夜に一人でシャワー室に入るのが怖く、宮古島出発前にシャワーを浴びてきたこともあり、シャワー室を使うことはなかった。

大神島民宿のシャワー&トイレ
島に到着したのは午後2時頃で若干お腹も空いていた。チェックインして荷物(と言っても大して持ってきていないが)を部屋に置いた後、島を散策する前に隣の食堂で腹ごしらえをすることにした。
食堂には大きなテレビがあり、なんとカラオケセットまで置いてある。なんとも大神島に似つかわしくない設備だ。島の夜の唯一の娯楽かもしれない。その他には島で取れた貝など、お土産も販売している。シュノーケルセットもレンタル出来るようだ。

おぷゆう食堂の中
おぷゆう食堂の名物は、大神島の特産品でもあるタコの燻製を使った「カーキたこ丼」だ。カーキたこ丼は以前何度か食べたことがあり、かなりボリュームもあるので、この日は軽く宮古そばをいただくことにした。宮古そばは宮古島で食べるものと何ら変わりがないが、付け合わせのサラダが美味しい。この食堂では付け合わせ料理の野菜や海藻が特に美味しく感じる。島で採れたものだろうか?オリオンビールと共にいただく。

おぷゆう食堂のメニュー

おぷゆう食堂の宮古そば
日帰りで大神島に来たときは観光する時間に制限があるのでゆっくりと食事をすることが出来ないことも多いが、この日は宿泊するのでたっぷりと時間がある。他に誰もいない食堂で一人食事をしながら、小さな離島のゆっくりとした時の流れを楽しむ。
船が島に着くと、観光客の人たちはまずは遠見台に向かうことが多いので、時間に余裕があるのであれば、食事をしたり、外周道路を散歩したりしてから遠見台に登ることをおすすめする。その方が、自然に囲まれた、人工の音のない大神島独特の神秘的な雰囲気を味わえるだろう。しかし、霊感の強い人は一人で行くのは止めた方が良いかもしれない・・・。
食事をしてお腹が一杯になった後、島を散策することにした。まずは島の中心部にある遠見台へと向かう。

大神島の地図
神の島・大神島での宿泊体験 Vol.3~集落を抜けて遠見台、そして東側外周道路へ~に続く