はじめに
与那覇前浜(読み方:よなはまえはま)ビーチは、「東洋一美しいビーチ」とも呼ばれる宮古島を代表するビーチだ。
その全長7 kmにも及ぶ白い砂浜と「宮古ブルー」と呼ばれる青い海、それに来間大橋を加えた絶景は他に類を見ない。
トリップアドバイザーが発表する「日本のベストビーチ Top10」でも何度か1位を取ったことがある、押しも押されもせぬ宮古島のナンバーワンビーチだ。
また、毎年4月の第1日曜日に宮古島の海開きが行われるビーチとしても知られている。
僕も毎年宮古島に滞在中、必ず一度は与那覇前浜ビーチに訪れるが、その美しさと壮大さには訪れるたびに心奪われてしまう。
写真を見ていただければもはや説明は不要だろう。後は実際に訪れてみて、その美しさを肌で体感して欲しい。
いざ与那覇前浜ビーチへ
与那覇前浜ビーチは宮古島の南西部に位置する。宮古島市街地からは車で20分程度とアクセスも便利だ。
ビーチの手前には大きな無料の駐車場があり、駐車場の横にはトイレとシャワー、そして更衣室が完備されている。
駐車場からビーチに出ると、白いパウダーサンドの砂浜が延々と広がっている。砂浜の向こうには、青のグラデーションが綺麗な透明度の高い海。
僕も今まで国内外合わせて数多くのビーチに訪れてきたが、与那覇前浜ビーチより綺麗だと思えるビーチにはこれまで出会ったことがない。僕の中では、(少なくとも今のところは)東洋一どころか世界一のビーチなのである。
お隣の伊良部島にある渡口の浜の美しさは与那覇前浜ビーチに匹敵するほどだが、その渡口の浜も、壮大さという点では与那覇前浜ビーチに及ばない。
与那覇前浜の海の中は砂地が多く、サンゴや魚は少ないので、シュノーケリングよりも海水浴に適したビーチだ。与那覇前浜ビーチで遊ぶのにシュノーケルを持参する必要はないように思う。
また、ビーチではジェットスキーやパラセーリングなどのマリンスポーツ(アクティビティ)も盛んに行われている。
砂浜を北に向かって歩いて行くと、宮古島を代表するリゾートホテル「宮古島東急ホテル&リゾーツ」が見えてくる。
思えば、僕が始めて宮古島に来てその美しい海に魅せられたのも、このホテル(以前は「宮古島東急リゾート」という名前だった)に泊まって与那覇前浜ビーチに出会ったのがきっかけだった。
このホテルに宿泊して、ビーチでパラソルの下に寝転がってゆっくりと美しい海を眺めるというのも贅沢な休暇の過ごし方だ。
ビーチの南側には、その絶景の一部をなしている来間大橋(くりまおおはし)を望むことができる。
来間大橋を渡った来間島(くりまじま)の竜宮城展望台からは、与那覇前浜ビーチの全景を望むことができるのでこちらもおすすめだ。
与那覇前浜ビーチから見る夕日(サンセット)も間違いなく綺麗だと思うが、残念ながら僕が宮古島を訪れる11月頃になると、夕日が沈む地点は来間島の向こうに隠れてしまって見ることができないようだ。この時期であれば、来間島の長間浜の方が綺麗に見えるだろう。
与那覇前浜ビーチの入り口近くには、2017年にオープンしたばかりの海の家「マイパマエスカーサ(MIPAMA ES SU CASA)」がある。
レストラン&カフェがありバーベキュー(BBQ)もやっているので、ここで海を眺めながらランチをするのも良いだろう。トゥクトゥクのレンタルなんかもやっているようだ。
与那覇前浜ビーチは僕が宮古島を訪れる11月頃になると、さすがに砂浜にはそれほど人は多くないが、それでも人気のビーチだけあって日中は常に人がいる(ちなみに、11月でも天気が良ければ普通に泳げる)。
静かなビーチが好きな僕としては、他のビーチに比べてコマーシャライズされているところだけが残念である。
この美しいビーチを独り占めすることができたら、いや、大切な人と一緒に静かなときを過ごすことができたのなら、どれだけ幸せなことだろう。
観光情報
行き方(アクセス):宮古島市街地から車で約20分
住所と地図:宮古島市下地与那覇1199-1