はじめに
インドネシアのバリ島に滞在中、人気観光スポットのタナロット寺院に訪れた。
タナロット寺院はバリ六大寺院のひとつであるヒンドゥー教寺院だ(ちなみに世界遺産ではない)。
インドネシア語では「Pura Luhur Tanah Lot」、英語では「Tanah Lot Temple」と表記し、また、通称ロックテンプルとも呼ばれている。
寺院は海に浮かぶ岩島の上に建てられており、干潮時は陸続きとなって岩島まで渡ることができる。
タナロット寺院は夕日スポットとしても有名で、寺院周辺から見るインド洋に沈む夕日は美しい。
夕日の後の時間帯にはバリの伝統舞踊ケチャダンスも行われているようだ。
いざタナロット寺院へ
タナロット寺院はバリ島の南西部に位置する。クタからは車で40分~1時間程度かかるようだ(クタへの帰り道は道路が混雑していたので、かなり時間がかかったように思う)。
僕はこの日はクタからタクシーをチャーターしてウブドに向かい、それからタナロット寺院へと向かった。かなり前のことなので正確には覚えていないが、タクシーチャーターの料金は半日で数千円程度だった。ウブドからタナロット寺院までの所要時間は1時間半程度だ。
タナロット寺院に到着し、駐車場から門をくぐって寺院へ向かう参道を歩く。
参道は商店街のようになっており、数多くの土産物屋やレストランが軒を連ねる。参道から割れ門を通ると、海に浮かぶ寺院が見えてくる。
夕方のタナロット寺院は、観光客でごった返していた。何の予備知識もなく寺院を訪れた僕は、海に浮かぶ寺院の神秘的な光景に心奪われた。
この日の水位は膝下くらいまで(干潮時間は日によって変わる)だったので、なんとか寺院がある岩島まで歩いて行くことができた。ズボンの裾を膝までまくったが、波があったので、ズボンはビショビショになり、手に持っているiPhoneも落としそうになった。
なんとか寺院がある岩島までたどり着くものの、残念ながら岩島の上に建つ寺院内部には入ることができなかった。観光客(異教徒)は立入禁止らしい。寺院下の洞窟には聖水が湧き出ており、お坊さんが水をかけてお清めをしてくれる。
寺院を訪れた後は、タナロット寺院の公園がある高台から夕日を見ることにした。バリ島の日没時刻は一年を通してそれほど変わらず、大体18:00~18:30頃になるようだ。
公園では多くの観光客が夕日を見ようと集まっていた。この日はやや曇りだったものの、雲を裂くようにインド洋に沈んでいく夕日が美しい。
まるでそれが合図と言わんばかりに、沈みゆく夕日をバックに無数の鳥が飛んでいた。
バリ島での4泊5日の滞在中、主にのんびりと過ごすのが目的だったこともあって、それほど多くの観光スポットを訪れたわけではないが、そんな中でも、一番印象に残っているのがこのタナロット寺院だ。
夕暮れ時のタナロット寺院は特におすすめなので、バリ島に来たら是非訪れて欲しい。
観光情報
営業時間:7:00~19:00
入場料金:大人60,000ルピア、子供30,000ルピア
行き方(アクセス):公共交通機関はないので、車やタクシーチャーターが便利。クタから車で40分~1時間程度。
住所と地図:Beraban, Kediri, Tabanan Regency, Bali 8217
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。