はじめに
来間島(くりまじま)は、宮古島の南西に位置する周囲約9km、人口200人弱の小さな島だ。島には小さな集落があり、青い海を背景にサトウキビ畑が広がるのどかな島である。
宮古島から来間島へは、与那覇前浜ビーチの近くから全長1,690mの来間大橋を渡って行くことができる。
伊良部大橋ができた今でこそ注目度は薄れているが、来間大橋から見る景色は美しく、宮古島でも一二を争うほどの絶景スポットだ。
小さな島なので見どころは多くないが、以下に来間島の代表的な観光スポットを2つご紹介したい。
竜宮城展望台
来間大橋を渡って右に道なりに進み、小さな集落を抜けると、高い建物がない来間島では一際目立つ竜宮城展望台がある。展望台の前には広い駐車場がある。展望台への入場料金は無料だ。
竜宮城展望台からは、コバルトブルーとエメラルドグリーンの色鮮やかなグラデーションが見事な珊瑚礁の海を挟んで、「東洋一美しい」と称されるほどの宮古島の与那覇前浜ビーチの全景を望むことができる。
向かって右側には、宮古島と来間島を繋ぐ来間大橋を望むことができる。
与那覇前浜ビーチと来間大橋の全景。上空からしか見ることができないようなこの素晴らしい景色を無料で楽しむことができるなんて最高だ。
竜宮城展望台の隣には食事も提供するカフェ「楽園の果実」がある。展望台から絶景を楽しんだ後は、ここでランチやお茶をするのもおすすめだ。
竜宮城展望台の住所と地図:宮古島市下地来間
長間浜(ながまはま)
来間島を代表するビーチが、来間島の北西部に位置する長間浜だ。
長間浜はシュノーケリングスポットとして知られ、最近では夕日が綺麗なスポットとしても観光客の注目を集めている。
長間浜への行き方だが、長間浜の入り口は分かりづらくて初心者にはアクセスしづらい。来間島は同じような景色が続くこともあってか、方向音痴の僕は訪れるたびに迷ってしまう。
とにかく、サトウキビ畑に囲まれた来間島の道を海に向かって西に走れば良い。運が良ければ一発でたどり着けるだろう。
長間浜の入り口には小さな舗装されていない駐車場がある。トイレやシャワーなどの設備はないようだ。
駐車場から木々に囲まれた小道を抜けると、長間浜のビーチにたどり着いた。
結構長いビーチだが岩場も多い。どうやら、台風で砂が持って行かれるようで、訪れる時期によって見え方が大きく異なるようだ。
長間浜から見る珊瑚礁の海は、透明度の高い澄んだ青色をしている。視界を遮るものは何もないので、水平線を綺麗に望むことができる。晴れた日にここから見るサンセットはきっと美しいだろう。
最近は観光客も増えてきた長間浜だが、宮古島の有名ビーチに比べると人気は少なく、まだまだシークレットビーチという雰囲気が味わえる(僕が訪れるのが11月ということもあるけれど)。のんびりとしたビーチが好きな方にはおすすめだ。
長間浜の住所と地図:宮古島市下地来間
まとめ
来間島に来たら、竜宮城展望台と長間浜は是非訪れて欲しいスポットだ。
カフェもいくつかあるので、小さな島にゆっくりと滞在し、青い海とサトウキビ畑が広がる、宮古島よりもさらに素朴な沖縄の離島の雰囲気を味わいながらのんびりと過ごすのもおすすめだ。
来間島には他にも穴場ビーチやタコ公園などがあるので、小さな島を散策してみるのも面白い。くれぐれも、車の運転には気を付けよう。