自然が作り出した砂山ビーチの独特の光景を写真で見たことがある人も多いだろう。
与那覇前浜ビーチと共に、砂山ビーチは宮古島を代表するビーチで、トリップアドバイザーが発表する「日本のベストビーチ Top10」の常連でもある。
砂山ビーチは市街地からのアクセスも便利で、平良市街地から北に約4km、車で10分ほどの場所に位置している。
砂山ビーチまでの道のりには沖縄の離島らしい素朴な風景が広がり、この道のりは僕が宮古島に来たときによく走るお気に入りのランニングコースでもある(ビーチでは白砂に足を取られるので走りにくいが)。
砂山ビーチの入り口手前には大きな駐車場がある。駐車場にはトイレやシャワー、更衣室に自動販売機などがあるので、遊泳する人はここで準備していこう。
駐車場から、砂山ビーチの名前の由来となった砂山(砂で覆われた丘)を越えると海が見えてくる。
小ぶりなビーチであるが、シュガーパウダーのような白い砂浜、コバルトブルーの青い海、そして波の浸食によって作られた天然の岩のアーチが織りなす美しい自然のハーモニーは、そこを訪れる人たちを魅了して止まない。
砂山ビーチからは綺麗な水平線を望むことができる。月並みな表現だが、ここから海を眺めると改めて地球が丸いということを認識させてくれる。
砂山ビーチは波が高い日も多く、シュノーケルには向いていないようだ。また、夏場であれば海水浴客も多いだろうが、遊泳する際にも十分に気を付けよう。
なんとも怖い話であるが、砂山ビーチではサメの目撃情報があり、過去に死亡事故も起きている。海に入っても、沖には出ない方が良いだろう。
砂山ビーチは夕日スポットとしても人気があるようだ。しかし、残念ながら僕が宮古島を訪れる11月頃になると、夕日が沈む地点は西に隠れてしまって見えなかった。
特に砂山ビーチで沈む夕日をバックにロマンチックなロケーションでプロポーズでもしようかと考えている方は、夕日が沈む時間や場所などを事前に調べておくことをおすすめする。
砂山ビーチの写真を見るたびに、宮古島に対する郷愁の念に似た感覚に駆られる。宮古島だけでなく日本を代表する美しいビーチである砂山ビーチ、宮古島に来たら必ず一度は訪れて欲しいスポットだ。
砂山ビーチの住所と地図:宮古島市平良荷川取705