この日の与論島はとても風が強く、外に出て観光する気分にはならなかったので、午後からカフェでのんびりすることにした。
ガイドブックを片手にやって来たのは茶花(ちゃばな)市街地中心部から少し歩いたところにある「海カフェ(Umi Cafe)」。
入り口手前には雑貨やアクセサリーを販売するショップ「ギャラリー海」がある。
ここから奥に進むと「海カフェ」の入り口がある。
ギリシャの離島を思わせる白い建物に青いドアの外観が印象的だ。
なんでも与論島はギリシャのミコノス島と姉妹都市らしく、島内にはギリシャチックな白い建造物をあちらこちらで見かける。
「海カフェ」店内の内装もおしゃれだ。
窓からは港を望むことができ、まさに「エーゲ海の小さなカフェ」と言った雰囲気である。
店内の風景にすっかり溶け込んでいて最初は気付かなかったのだが、「海カフェ」には一匹の猫がいた。
なんだか、村上春樹の小説の世界を連想させる。
そう言えば、与論島の姉妹都市であるミコノス島は村上春樹が代表作品である『ノルウェイの森』を書き始めたところだ。
「海カフェ」にはテラス席もある。
この日は残念ながら天気が悪かったのだが、晴れた日にテラス席で海を眺めながらコーヒーを飲むなんて最高じゃないか。
「海カフェ」のメニューはドリンクとスイーツのみで、この日はホットカフェラテにラブァニと呼ばれるギリシャのお菓子をいただいた。
ちなみにラブァニとはシロップをかけたスポンジケーキのことらしい。
まさに外国のケーキと言った感じの固い食感なのだが、ほどほどの甘さ(多分、ギリシャで食べるともっと甘いのだろう)で美味しく、ホイップクリームとベリーソースとの相性も抜群だ。
この日は天気が悪いこともあってか店内には他にお客さんがおらず、海が見えるおしゃれな空間の中、一人(+猫)で贅沢な時間を過ごすことができた。
ギリシャの離島の雰囲気を味わうことができるおすすめのカフェだ。
与論島に来たら是非「海カフェ」を訪れ、ヨロンブルーの海を眺めながらエーゲ海の風を感じて欲しい。
店舗情報
営業時間:11:00~18:00(土曜日は13:00~18:00)
定休日:木曜日
住所と地図:鹿児島県大島郡与論町茶花2309
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。