与論島の東にある大金久(おおがねく)海岸を後にし、与論島の外周道路を南へと向かう。
与論島一周の距離は約21kmで、徒歩で島を観光しながら一周しようと思ったら丸1日かかると思った方が良いだろう。
与論島の東南端には、赤崎(あかさき)海岸と赤崎灯台がある。
赤崎海岸はシュノーケリングスポット、日の出スポットとしても人気のビーチだ(この日はあいにくの天気で陽は射していなかったが)。
赤崎海岸のビーチからは赤崎灯台が見えるが、灯台の中に入ることはできないようだ。
赤崎海岸から外周道路を西に向かって歩いて行くと与論民俗村がある。
この日は時間の関係で入ることができなかったのだが、与論民俗村は与論島の文化や歴史に関する資料館で、草木染めなどの体験教室もやっている。
与論民俗村の近くには赤崎鍾乳洞がある。
赤崎鍾乳洞はサンゴ礁でできた与論島の大地が地下水によって浸食されてできた洞窟だ。
赤崎鍾乳洞に関しては別の記事に書いたのでそちらを参照して欲しい。
赤崎鍾乳洞から島の南を走る外周道路を西へと進んでいくと前浜(まえはま)海岸がある。
前浜海岸からは風力発電の風車が見える。
前浜海岸を過ぎたところはヨロンマラソンのコースで難所として知られる坂道になっている。
南に沖縄本島を眺めながら坂道を歩く。
与論島にはあちらこちらに墓地があるが、与論島のお墓は独特な形をした沖縄のお墓とは異なり、本州のお墓に近いようである。
眺めの良い道を進んでいくと、与論城跡(よろんぐすくあと)へと続く道の入り口にたどり着いた。
与論城跡は石垣しか残っていないが、与論城跡とその敷地内にある琴平神社は絶景を望むことができるおすすめのスポットだ。
映画「めがね」ファンであれば、映画で使用された自転車が展示されている隣接のサザンクロスセンターも見逃せない。
与論城跡と琴平神社、サザンクロスセンターに関しては以下の記事を参照して欲しい。
これらを一通り見て回った後、一周バス路線である島の内周道路を歩いて茶花市街地へと戻ることにした。
サザンクロスセンターから茶花市街地までは3km程度と思ったよりも近い。
この日は与論島の空港周辺(島の西端部)を除いて徒歩で島を巡ったが、朝10時頃に出発して夕方前には市街地に戻ってくることができた。
観光がてら、与論空港周辺部分を除いた島の一周にかかった時間は約6~7時間と言ったところだ。
与論島の一周は約21kmなので、丸1日かければ空港周辺部分を含めても徒歩で十分に歩いて回ることができるが、できれば2~3日くらいに分けてゆっくりと見て回るのがおすすめだ。
空港周辺は別の日に歩いて回ったのだが、特にヨロン駅はおすすめなので是非訪れて欲しい。
終日歩き回ってヘトヘトになったので、この日は早めにホテルに戻って休むことにした。