与論島は人口5,000人程度の小さな島だが、中心部の茶花市街地には思っていたよりも多くの居酒屋がある（数軒～10軒くらい）。
この日の夜は与論島の居酒屋の中でも一番人気があるらしい「居酒屋ひょうきん」で食事をすることにした。
「居酒屋ひょうきん」は茶花漁港の近く、ハイビスカス通り沿いにある。
「居酒屋ひょうきん」外観
地元のお客さんたちで賑わっている店内に入り、カウンター席に座る。
「居酒屋ひょうきん」のカウンター席。ケースには新鮮な魚が並ぶ
ちなみに、元々の人口が少ないためか、与論島では宮古島のように予約しないとお店に入れないということはなかった（観光客が少ない冬場ということもあるだろうが）。
とりあえず生ビールとお通しをいただきながら料理メニューを眺める。
生ビールとお通し
「居酒屋ひょうきん」は海鮮料理がおすすめらしく、刺身や寿司などの海鮮メニューも豊富にある。
まずはこのお店のおすすめメニューであるソーキ煮をいただくことにした。
トロトロのソーキ煮
ソーキ煮はいかにもコラーゲンたっぷりで、老化の一途をたどるおっさんの肌さえもプルプルにしてくれそうな一品である。
なかなかのボリュームだったがとても美味しくて一瞬で平らげてしまった。
ソーキを食べるとなんだかご飯が恋しくなり、シビ丼という見慣れない料理をメニューに発見したので食べてみることにした。
シビとはキハダマグロの幼魚のことらしく、幼魚と聞いて一瞬しらす丼のようなものでも出てくるのかと思ったが、出てきたのは普通と変わらないマグロ丼である。
シビ丼。キハダマグロの幼魚だ
白いご飯に乗った新鮮なマグロに醤油とワサビ・・・これは美味しくないわけがないだろう。
離島に来たらやはり新鮮な魚を食べるのが一番だ。
マグロたっぷりのシビ丼でかなりお腹が膨れたが、お酒のつまみが欲しくなったので最後に串揚げセットをいただいた。
串揚げセット。豚ヒレ、えび、えび団子、イカ、ササミの5本が入っている
串揚げセットをつまみに、与論島産の黒糖焼酎「島有泉（しまゆうせん）」のロックをいただく。
島有泉（しまゆうせん）。水割りではなくロックです
串揚げをあてに焼酎をあおっていると、なんだか大阪のガードレール下で1日の終わりに一杯やっている気分になってきた。
「居酒屋ひょうきん」は人気店ということもあって、店内では地元のお客さんが盛り上がっていたり周囲を店員さんが動き回っていたりと、一人だと少々落ち着かないかもしれないが、料理は美味しいのでおすすめのお店だ。
与論島の市街地で居酒屋を探している方は、まずは「居酒屋ひょうきん」を訪れてみてはいかがだろうか。
店舗情報
営業時間：17:00～24:00
定休日：不定休
住所と地図：鹿児島県大島郡与論町茶花2297-1
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。
