はじめに
与論島に滞在中、「赤崎鍾乳洞(あかさきしょうにゅうどう)」を訪れた。
鍾乳洞とは、石灰岩が水に浸食されてできた洞窟のことだ。
与論島はサンゴ礁が隆起してできた島で、赤崎鍾乳洞はその大地が地下水によって浸食され、長い年月をかけて作り上げられたまさに自然が生み出した芸術である。
赤崎鍾乳洞への行き方(アクセス)
赤崎鍾乳洞は与論島の東南端近くにあり、付近には与論民俗村や赤崎海岸があるのでついでに観光するのもおすすめだ。
与論民俗村近くの26番の標識がある道を入ると、赤崎鍾乳洞の看板が見えてくる。
入り口を入って受付がある事務所に行くが、丁度お昼時だったためか管理人は留守にしていた。
島時間を感じながら事務所の前に腰掛けてしばらく待っていると、管理人が鼻歌を歌いながら登場。
入場料金の500円(大人)を支払い、手渡された懐中電灯を持って鍾乳洞の中に入る。
いざ、赤崎鍾乳洞の内部へ
鍾乳洞の中は大きく分けて二手に分かれているが、まずは入り口から向かって右側から進むことにした。
鍾乳洞なんてもう何年も入っていないので一般的な鍾乳洞のサイズがどのくらいかは分からないのだが、赤崎鍾乳洞は本洞が120mで支洞が130mと、結構小さな鍾乳洞のようだ。
鍾乳洞の内部は人の気配が全くしなかった。
一抹の恐怖を感じながら、ドラクエのダンジョンに迷い込んだ気分で奥へと進む。
鍾乳洞の内部は電球に照らされて明るく、手渡された懐中電灯は必要なかった(非常用だと思われる)。
右側の道は行き止まりになっているので、いったん入り口まで戻って今度は左側の道へと進む。
赤崎鍾乳洞の内部は形状によって所々に名前が付けられているのが面白い。
小さな鍾乳洞なので、観光所要時間は10~20分もあれば十分だ。
冬の与論島は観光客が少ないこともあってか、鍾乳洞には他に誰もおらず快適に見学することができた。
与論島の観光スポットと言えば綺麗なビーチが人気だが、冬場は寒くて泳げないし、海を思う存分眺めた後は是非鍾乳洞にも訪れてみて欲しい。
サンゴ礁の島が削られてできた鍾乳洞で与論島の大地の歴史を感じ、満足して赤崎鍾乳洞を後にした。
観光情報
営業時間:9:30〜18:00
定休日:年中無休
入場料金:大人(中学生以上)500円、子ども(小学生以下)200円
住所と地図:鹿児島県大島郡与論町東区678
※上記は変更の可能性がありますので予めご了承ください。