【舵引き丘(ハジピキパンタ)】与論島誕生の神話が残る聖地(パワースポット)を観光

舵引き丘の展望台

はじめに

与論島滞在中、ガイドブックを頼りに「舵引き丘(ハジピキパンタ)」という神話伝説のある丘の上の景勝地に行ってみることにした。

舵引き丘(ハジピキパンタ)

舵引き丘(ハジピキパンタ)

その一風変わった名前の由来だが、「ハジピキ」には「舵が引っかかった」という意味、「パンタ」には「丘」という意味があるらしい。

舵引き丘は与論島誕生の地と言われている。

遙か昔、シニグクとアマミクの2人の神が漁に出かけたところ、舟の舵が浅瀬に引っかかり、降り立ってみると珊瑚礁が盛り上がってきて与論島が生まれたという神話が残されている。

沖縄通の方であればご存じかと思うが、アマミク(アマミキヨ)とは琉球の創世神として知られる女神である。シニグクは僕もよく知らないが、男の神様らしい。

舵引き丘(ハジピキパンタ)への行き方

舵引き丘への行き方だが、舵引き丘は島の中ほどにあり、近くには与論高校やNTTがある。

茶花(ちゃばな)市街地からそれほど遠くない(2km弱くらい)ので、歩いて行くこともできるだろう。

僕は空港近くの滞在先ホテルから舵引き丘までタクシーで行ったのだが、タクシーの運転手は地元出身の年配の方にもかかわらず、舵引き丘には自ら行ったことも、観光客をタクシーに乗せて行ったこともないようだった。

舵引き丘はガイドブックにも載っているのだが、ビーチや他の人気観光スポットからは離れた場所にあるので、意外と観光客の訪れない穴場スポットなのかもしれない。

舵引き丘から与論島を一望

舵引き丘の駐車場でタクシーを降り、順路に従って丘の上の展望台に上る。

舵引き丘を上る

舵引き丘を上る

丘の上の展望台からの眺めは抜群で、南と西には沖縄本島と沖縄北部の島々、そして北には沖永良部島、徳之島を見渡すことができる。

舵引き丘の展望台

舵引き丘の展望台

与論島で他に景色の良いスポットと言えば、島の南にある与論城跡や、西の空港近くにあるヨロン駅周辺の遊歩道などがあるが、島が一望できるこの丘からの景色も素晴らしい。

舵引き丘からの眺め

舵引き丘からの眺め

与論島をぐるりと一望できる

与論島をぐるりと一望できる

丘の上の展望台から順路を奥に進むと階段がある。

展望台奥の階段

展望台奥の階段

階段を下りて茂みの中を進んでいくと、一周して元いた場所(入り口)に戻ってくることができる。

階段を下りると茂みになっている

階段を下りると茂みになっている

舵引き丘はそれほど大きな場所ではないので、観光にかかる所要時間は10分もあれば十分だ。

まぁ、神話に興味があるというような方を除いて、与論島で真っ先に訪れる場所でもないと思うが、与論島の観光スポットはあらかた見て回ったという方には是非訪れて欲しいおすすめのスポットだ。

与論島誕生の神話が残る聖地(パワースポット)である舵引き丘から島の絶景を楽しんで欲しい。

観光情報

アクセス方法:空港から車で約15分

駐車場:あり

住所と地図:鹿児島県大島郡与論町朝戸111