この日は伊良部島の三角点に行く予定だったのだが、宮古島で借りたレンタルバイクが故障で動かなくなったので、宮古島市街地からバスを利用して伊良部島に行くことにした。バスを利用した伊良部島への行き方(アクセス)と、伊良部島の佐良浜港(さらはまこう)の風景、そして佐良浜港でのランチを以下にご紹介したい。
参照:伊良部島の絶景スポット「三角点」は眼下にコバルトブルーの海が広がる名所!
宮古島と伊良部島を行き来するバスは、共和バス(合資会社共和バス)が運行している。宮古島市街地近くにいくつかバス停があるが、平良港のバス停か、伊良部大橋に向かう途中にあるファミリーマート宮古久貝店前のバス停が分かりやすいだろうか。
僕が滞在しているパイナガマビーチ近くのホテルは、平良港とファミリーマート宮古久貝店の丁度中間あたりにあるので、この日はファミリーマート宮古久貝店前のバス停を利用することにした。
バスの本数は1日8本と少ない。共和バスの時刻表はこちらのサイト、共和バスの運賃表はこちらのサイトを参照して欲しい。共和バスの公式サイトがないようで情報が見つかりづらいのだが、変更等もあるかも知れないので出発前に最新情報を確認して欲しい。
強風が吹き付ける中バス停で待っていると、小型の年季が入ったバスがやって来た。車内には料金先払いの旨が書かれているが、知らなかったので乗車時に支払わずに座ったが何も言われなかった。沖縄の離島らしくここらへんは適当である。
車内には数人のお客さんが乗っていた。宮古島では車で移動する人が多いので、バスの需要は少ないのだろう。しかし、車を持たない学生や観光客にとっては有り難い。共和バスは伊良部大橋を渡り、伊良部島の東側にある佐良浜集落を通って西側にある終点佐和田車庫まで行く(共和バスの路線図はこちら)。
伊良部島の綺麗な海を眺めながらのバスの旅というのもなかなかオツなものである。ファミリーマート宮古久貝店前から佐良浜港までは20分程度の道のりだ。バスの運賃は350円だった。タクシーだと2,000円はかかると思うので、かなりお得である。
佐良浜港(佐良浜漁港)を訪れるのは約3年ぶりとなる。元々宮古島に比べて人口の少ない伊良部島であるが、伊良部大橋がまだ開通しておらずフェリーで来た3年前と比べて、人の行き来が減ったせいか港はどことなく寂れた印象を受ける。
港から海沿いの道を北に歩き、ガソリンスタンドを過ぎて更に海沿いの道を進んで行くと大主神社(おおぬしじんじゃ)がある。せっかく伊良部島に来たのでお参りして行くことにした。
伊良部島は漁業が盛んで、伊良部島のカツオ漁は県内シェア8割と言われている。佐良浜港周辺を散策した後、美味しい海産物でも食べようと、漁港のすぐ目の前にある「魚市場いちわ」でランチをいただくことにした。
この日オーダーしたのは「海鮮桶盛り丼(1,480円)」。さすが漁港のすぐ近くだけあって、色々な海産物が入っていて豪勢である。
味は見た目通り美味しかったが、伊良部島にしては量が普通である。3年前にこのお店で海鮮丼を食べたときは、いくら食べても下からマグロが出てくる印象で驚いたものだ。注文した料理が違ったのだろうか、それとも伊良部大橋開通の影響で伊良部島に増えた観光客仕様になったのだろうか。
佐良浜港周辺は徒歩圏内に見どころが少なく、食事をする以外は特にやることがない。バスの本数も少ないし、やはりバイクか車があった方が便利である。宮古島行きのバスは夜には走っていないので、日が落ちる前には帰ろう。